VFX-JAPANは、3月3日(木)18時から開催された「VFX-JAPANアワード2016」表彰式(秋葉原UDX)において、以下7つの部門の優秀賞4作品から最優秀賞1作品を発表した。
部門は、「劇場公開実写映画部門」、「劇場公開アニメーション映画部門」、「テレビ番組部門」、「ゲーム映像部門」、「イベント・LIVE映像部門」、「CM・プロモーションビデオ部門」、「先導的視覚効果部門」の7つで、2015年度の日本を代表するCG・VFXを活用した優れた映像作品計28作品が表彰された。
さまざまなジャンルの映像作品で活用されるCG・VFX技術に関する賞は、映画分野では米国アカデミー賞に「視覚効果(VFX)賞」が創設されているが、日本アカデミー賞には視覚効果賞が存在しない。VFX-JAPANアワードは、今やデジタルコンテンツの中核となるCG・VFX技術を活用した映像作品を一挙に紹介するイベントとして、日本では唯一の存在として本年で第4回を迎えた。
受賞作品は下記を参照。
■「VFX-JAPANアワード2016」優秀賞・最優秀賞
【1:劇場公開実写映画部門:Motion Pictures】
・最優秀賞
- 作品名
- 会社名・団体名/部署
- 受賞者 肩書
- 受賞者 氏名
- 1-3 バクマン。
- 株式会社 ピクチャーエレメント
- VFXスーパーバイザー
- 道木伸隆
・優秀賞
- 1-1 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN (前編)/ 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド(後編)
- 株式会社 TMA1
- VFXスーパーバイザー
VFXスーパーバイザー - 佐藤敦紀
ツジノミナミ
- 1-2 寄生獣 完結編
- 株式会社 白組/調布スタジオ
- 3DCGディレクター
- 高橋正紀
- 1-4 天空の蜂
- 株式会社 エヌ・デザイン/デザイン部
- 取締役
- 阪上和也
【2:劇場公開アニメーション映画部門:Animated Motion Pictures】
・最優秀賞
- 2-4 アップルシード アルファ
- SOLA DIGITAL ARTS
- 監督
- 荒牧伸志
・優秀賞
- 2-1 GAMBA ガンバと仲間たち
- 株式会社 白組/制作第4部
- 監監督/CG Supervisor
- 小森啓裕
- 2-2 劇場版 シドニアの騎士
- 株式会社 ポリゴン・ピクチュアズ
- 代表取締役社長
- 塩田周三
- 2-3 花とアリス殺人事件
- 株式会社 スティーブンスティーブン
- CGディレクター
- 櫻木優平
【3:テレビ番組部門:Broadcast Program】
・最優秀賞
- 3-1 生命大躍進
- NHK/番組制作技術部
- VFXスーパーバイザー
- 松永孝治
・優秀賞
- 3-2 TVアニメ「アルスラーン戦記」
- 株式会社 サンジゲン/CG作画部
- ディレクター/チーフ
- 横山貴央
- 3-3 ワンパンマン
- -
- 監督
- 夏目真悟
- 3-4 アイムホーム
- 株式会社 キュー・テック
- VFXスーパーバイザー
テクニカルコーディネーター - 金谷光寛
照井 一宏
【4:ゲーム映像部門:GAME Movie】
・最優秀賞
- 4-1 METAL GEAR SOLID V:THE PHANTOM PAIN
- 欠席
- -
- --
・優秀賞
- 4-2 Splatoon(スプラトゥーン)
- 任天堂 株式会社/Splatoon開発チーム
- プロジェクトリーダー
- 天野裕介
- 4-3 DARK SOULS III(ダークソウルIII)
- 株式会社 フロム・ソフトウェア
- ダークソウルIIIディレクター
- 宮崎英高
- 4-4 Bloodborne The Old Hunters
- 株式会社 ソニー・コンピュータエンタテインメント
/JAPAN STUDIO
株式会社 フロム・ソフトウェア - プロデューサー
ディレクター - 山際眞晃
宮崎 英高
【5:CM・プロモーションビデオ部門:Commercial、Promotional Video】
・最優秀賞
- 5-3 ペプシ 桃太郎 Episode2/Episode3
- 株式会社 東北新社
- 執行役員
- 河西正勝
・優秀賞
- 5-1 マルコとマルオの7日間 2015
- 空気 株式会社
- プロデューサー
- 嶋村雅己
- 5-2 レノアハピネスTVCMシリーズ 「香りトンネル篇」、「花のドレス篇」
- 株式会社 ルーデンス
- プロデューサー
- 林 達郎
- 5-4 VELLFIRE 覚悟(黒)篇
- 株式会社 東北新社/第2 CM制作本部
- プロデューサー
- 野中 直
【6:イベント・LIVE映像部門:Special Venue Project】
・最優秀賞
- 6-1 Panasonic 4K Movie
- ワウ 株式会社
- 代表取締役
- 髙橋裕士
・優秀賞
- 6-2 CURIOSITY ESSENCE Concept Movie
- ワウ 株式会社
- 代表取締役
- 髙橋裕士
- 6-3 ASTON MARTIN brand concept movie "HYPER ORGANISM"
- ワウ 株式会社
- 代表取締役
- 髙橋裕士
- 6-4 "New Camry Dynamic but Gentle Atlantic Road" press conference movie
- 株式会社 ピクス/制作部/クリエイティブグループ
- プロデューサー
ディレクター - ハン・サングン
針生悠伺
【7:先導的視覚効果部門:Pioneering Visual Effects Project】
・最優秀賞
- 7-1 happy forest
- マーザ・アニメーションプラネット 株式会社/RED映像事業部
- プロデューサー
- 今村理人
・優秀賞
- 7-2 Interactive Waterfall
- ワウ 株式会社
- 代表取締役
- 髙橋裕士
- 7-3 えのすい×チームラボ ナイトワンダーアクアリウム 2015「花と魚~相模湾大水槽」
- チームラボ 株式会社/Catalyst Team
- Catalyst
- 髙澁谷颯
- 7-4 VR作品『日光東照宮 国宝 陽明門』
- 凸版印刷 株式会社/文化事業推進本部
- 主任
- 高羽将人
■開催概要
京楽ピクチャーズ.PRESENTS「VFX-JAPANアワード2016」表彰式
日時:3月3日(木)18:00~20:00
会場:秋葉原UDX 4Fシアター(UDX THEATER)
東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX北ウィング4F
主催:一般社団法人VFX-JAPAN
特別協賛:京楽ピクチャーズ.株式会社
■一般社団法人VFX-JAPANとは
一般社団法人VFX-JAPAN(東京都千代田区)は、コンピュータグラフィックス(CG)と視覚効果(VFX)産業の発展を目的として2012年3月に設立された業界団体。CG・VFX技術は、映画・テレビ番組・TVCM・ゲーム・アニメ・遊技機などのエンタテインメント分野のみならず、プロダクトデザイン・建築デザイン・シミュレーション・医療などの産業応用での活用も年々拡大している。一般社団法人VFX-JAPANは、日本国内のCG・VFX技術の普及・発展を目指し「月例無料セミナーの開催」、「会員交流会」、「先進技術の情報提供」、「フリーランス対象国民健康保険斡旋」など様々な活動をおこなっているが、代表的な活動の人つが「VFX-JAPANアワード」だ。
vfx-japan.com/