IMAGICAは、映像制作のファイルベース化によるデータの運搬や保管に対応すべく、ハードディスク本体(以下HDD)の貸出に加え、企業内のHDDの運用フローもパッケージ化した、「映像制作向けハードディスク・レンタルサービス」の提供を開始した。
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■ サービス概要
近年のデジタルカメラによる収録の急増にともない、ファイルベースでの制作が進展しており、その制作過程においてHDDが不可欠な存在になっている。映像制作会社では、データの運搬だけでなく保管の手段としてもHDDを利用しているにも関わらず、その利用方法や運用ルールは不明確なことが多く課題となっている。これまではデジタルへの移行の過渡期として許されていたことも、今後は企業としてどのようなリスク対策やコンプライアンス対策を行なっているかが問われることになり、制作を発注する企業としても重要なデータを運搬、保管するHDDの管理状況を発注先の選考基準の一つとしていくことが予想される。IMAGICAではこうした状況に対応すべく、HDD本体の貸出に加えて、企業内のHDDの運用フローをパッケージ化したサービスとして提供を開始。サービス内容は専用システムを使ったHDDの貸出・返却の出庫管理、返却後のLTOメディアへのデータバックアップ、HDDの完全なデータ消去と精密検査によるヘルスチェック、24時間対応の電話受付、利用者向けの配送など一連の業務をワンパッケージとしての提供となる。本サービスで使用されるHDDには、データ復旧保険が適用され、レンタル中のHDDのデータが読めなくなった際のデータ復旧のための作業費の負担も含まれる。IMAGICAは、本サービスを今後利用機会の高まる配信・伝送サービス、ならびにLTOメディアへのバックアップサービスと組み合わせ、映像制作におけるHDD運用のリスクを回避し、データ運用のライフサイクルをトータルでサポートしていく。
●データ復旧保険について
・データ復旧保険は、データ復旧のための作業費を保証する保険。HDDデータそのもの保障や、データ復旧を保証するものではない。またHDD利用におけるファイル書き込みのミスやそれに伴う損失について、同社は責を負わない
・データの復旧は弊社の指定事業者による作業によるものとし、作業手配は同社にて実施する
・利用者の過失によるHDDの故障、紛失については機器本体の実費を請求する
※本サービスは利用法人との利用契約に基づいてサービス提供を行う
※LTO(Linear Tape-Open)、LTOは、Hewlett-Packard、IBMおよびQuantumの米国およびその他の国における商標登録
■ 関連 URL
・「映像制作向けハードディスク・レンタルサービス」について
http://www.imagica.com/news/release/hdd-rental.php
・株式会社IMAGICA
http://www.imagica.com