ゼンリンは、実際の街を再現したゲーム開発用3D都市モデルデータ「ZENRIN シティアセットシリーズ」の新しいデータとして大阪市の一部エリアを、「Unity アセットストア」で無償提供を開始した。また、福岡市、札幌市の一部エリアを2015年5月に順次無償提供を開始する予定。本シリーズは、2014年8月に公開した秋葉原のデータ「Japanese Otaku City」に続く提供となる。
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■ 概要
ゼンリンは、国内では東京23区、大阪市の全域とその他の全政令指定都市の中心部、および一部欧米の都市の3D都市モデルデータを保有している。「ZENRIN シティアセットシリーズ」は、その一部を「Unity アセットストア」で無償公開し、個人から法人まで誰でも手軽にダウンロードできる。ユーザーは、実際の街を舞台にしたゲーム開発や、各種シミュレーションなどの開発にデータを活用することができる。今回の新たなデータの無償提供は、ゼンリンが提供する3D都市モデルデータを多くのゲーム開発者が試すことで、今後提供するデータやサービスの向上につなげていくことを目標としている。
新しく公開するデータ
●エリアと名称
・大阪市 なんば付近
「Japanese Naniwa City」※今回公開
・福岡市 天神付近
「Japanese Matsuri City」※5月公開予定
・札幌市 時計台付近
「Japanese Dosanko City」※5月公開予定
●提供サイズ
1パーセル(原寸で625m×625m四方)
●提供価格
無償
既に公開済みのデータ
●エリアと名称
・東京 秋葉原付近
「Japanese Otaku City」
http://www.zenrin.co.jp/product/service/3d/asset/
■ 3D都市モデルデータについて
3D都市モデルデータは、同社グループが以前より独自のフォーマットで整備してきたカーナビゲーション向け3D地図データを、Unityなどの3DCG関連ソフトウエアで利用可能な汎用的3Dフォーマット「FBX 形式」に変換することで、実際の街のデータをゲームや VR(Virtual Reality)、シミュレーションなどで活用できるデータ。保有エリアは、3D地図データの整備エリアと同等で、東京23区、大阪市の全域とその他の全政令指定都市の中心部。また、一部欧米の都市についてもデータを保有している。
■ 関連 URL
・ゲーム開発用3D都市モデルデータの無償提供について
http://www.zenrin.co.jp/news/pdf/150413.pdf
・株式会社ゼンリン
http://www.zenrin.co.jp