ソニーピーシーエル株式会社(以下、ソニーPCL)は、8K/4Kによるオンライン編集およびMA環境を備えた「渋谷スタジオ」を新設し、7月5日より営業を開始する。新設する「渋谷スタジオ」は、8K/4Kによるコンテンツ制作のためのポストプロダクション機能として、編集室2室(Edit-1、Edit-2)とMA室(Stereo/5.1ch)1室を備えるとともに、ソニーPCLクリエイションセンター内のポストプロダクション設備とのネットワーク連携により、Flame(Autodesk)などを含む制作環境の拡張が可能なスマートスタジオ。
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■主な特徴

・Rio 8K(Grass Valley社)と8K液晶テレビ ブラビア「Z9G」(ソニー)により、8K映像をリアルタイムに確認しながら編集作業を進めることが可能
・編集からMAまで、一貫した4K HDR映像のモニタリング環境を備える(Edit-1では8KプレビューによるMAチェックにも対応)
・同社クリエイションセンターとリモート接続することにより、同センター内のポストプロダクションインフラを使用した制作環境を使用できる。必要に応じた機能の拡張が可能
・同社リモートプレビューシステムにより、クリエイションセンター、高円寺スタジオと同様に、編集中の映像・音声の低遅延・高品質※)リアルタイムプレビューに対応し、遠隔地など場所を選ばないプレビューが可能
※ 利用者側の通信環境によって、視聴品質が影響を受ける(画質・音質の劣化やコマ落ちなどが生じる)場合がある

ソニーPCLは、感動をつくるクリエイターに向けて、同社独自の画質改善アルゴリズム開発、高精細規格外映像の企画・制作、ソニーの技術開発部門との連携(立体的な音場を実現する「360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)」など)を活かした制作ソリューションの提供を行なっている。また、コンテンツを最適な状態でユーザーへ提供するための、オリジナルの高品位メディアプレイヤーZOET(8K120P対応)の開発、ソニーのCrystal LEDや空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)「ELF-SR1」を活用した新たなコンテンツ体験を創出するソリューション開発も進めている。
「渋谷スタジオ」は、スタジオとしての機能に加え、ソニーPCLが提供する多彩なソリューション、進化を続ける制作インフラを活用することで、様々な技術とアイデア、そしてビジネスを繋げるスマートスタジオとして、クリエイターや制作者とともにイマジネーションを超える感動を生み出していくという。