インディゾーンは、Thinkbox Softwaret が、Windows および Linux オペレーティング システム上で動作する Maya に対応する、ボリュームパーティクルのレンダラー「Krakatoa MY」をリリースしたと発表した。
詳しくは こちら



■ 「Krakatoa MY」について

「Krakatoa」は、 3ds Max 版ですでに実績のある、Thinkbox Software が提供するボリューメトリックパーティクルのレンダラー。高度に最適化され、大幅にマルチスレッド化した CPU ベースのレンダリングエンジンで、専用のハイエンド・グラフィック・アクセラレーションを搭載していない多くの Windows または Linux オペレーティングシステムのハードウェア上(ノートパソコンやレンダーノードを含む)で問題なく使用することができる。
また「Krakatoa MY」は、シームレスに「Krakaota」レンダラーと Maya を接続し、数百万ものパーティクルを扱うときにアーティストのワークフローを促進するために設計された多くの機能を提供する。「Krakatoa SR(Stand-alone Renderer)」および「Krakatoa MX (3ds Max)」と共通のレンダリングコアを使用しているので、同じ入力データおよび設定を使用した場合に、同一の出力結果を生成する。
「長年の間「Krakatoa」が、大小のスタジオにおいて愛好されるツールとなり得たのは、多様性とパフォーマンスのおかげです。「Krakatoa MY」のリリースとともに、私たちは、以前から要望の多かったパーティクルエフェクト生成における効率的なパイプラインへのアクセスを、Maya ユーザーに提供できることに喜びを感じています」(Thinkbox Software の創業者 Chris Bond氏)。
「Krakatoa MY」を Maya の中でインタラクティブに使用するには専用のワークステーションライセンスが必要となるが、ネットワークレンダリングのライセンスは、他の「Krakatoa」製品(「Krakatoa SR」および「Krakatoa MX」)が使用するライセンスと互換性がある。さらに、ワークステーションライセンスとレンダーライセンスをバンドルした商品(プロフェッショナルバンドルおよびスタンダードバンドル)が、割引価格で提供されている。



■ 「Krakatoa MY」の新機能について

●様々なフィルタモードやモーションブラー、および被写界深度カメラ効果を利用した、パーティクルデータのポイントまたはボクセル表示、および OpenEXR ファイルに出力する HDRI レンダーパス
●パーティクルごとの Color、Emission、Absorption、Density、およびその他多数に対する制御とともに、Additive(加算)および Volumetric(ボリューメトリック)シェーディングモデルの両方を同時にサポート
●様々なライトスキャッタリングアルゴリズムに対応。ジオメトリおよび DTEX マップの両方から得る高品質なセルフシャドウやオクルージョン。
●既にキャッシュされたパーティクルに対して、オフセット、リタイム、結合、および修正することが可能で、「Krakatoa」の .PRT ファイルシーケンス、「RealFlow」の BIN ファイルシーケンス、そして CSV シーケンスに対応する専用パーティクルローダーオブジェクト。
●Maya ビューポート内の、専用 PRT Volume および PRT Fractal オブジェクトは、ポリゴンメッシュのボリュームや数値計算用アルゴリズムからプロシージャルなパーティクルの生成を提供する。
●高密度なパーティクルクラウドに結合するために、同一シミュレーションの複数バージョンをキャッシュするためのパーティクルパーティションツール。
●レンダリング時に、低いカウント(low-count)のシミュレーションを高いカウント(high-count)のパーティクルクラウドに変換するための、Particle Repopulation(パーティクルの再増殖)。

「Krakatoa for Maya」



■ 関連 URL

・「Krakatoa for Maya」
 http://thinkboxsoftware.jp/?p=3582
・株式会社インディゾーン
 http://indyzone.jp