Blackmagic Designは、DaVinci Resolve 17を発表した。今回のメジャーアップデートで追加された新機能および既存機能の改良点は300種類以上。HDRグレーディングツール、再設計されたプライマリーカラーコントロール、Fairlight Audio Coreおよび2000のリアルタイムオーディオトラックに対応した次世代のFairlightオーディオエンジンに加え、再設計されたインスペクタ、ビンの新しい並べ替えオプション、メタデータクリップビューなど、作業時間を削減できるツールも数多く搭載している。DaVinci Resolve 17パブリックベータは、Blackmagic DesignのWebサイトからダウンロード可能だ。
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■DaVinci Resolve 17の機能

・次世代のHDRカラーコレクション。ホイールおよびトーンレンジのカスタマイズに対応
・メッシュ&グリッドベースのカラーワーパー。全く新しい色変換の方法を提供
・Magic Maskによる自動オブジェクト分離。DaVinci Neural Engineで駆動
・カラーマネージメントの改良。トーンマッピングおよびカラースペース認識ツールを搭載
・巨大なDaVinci Wide Gamutカラースペース。より高品質のイメージ処理を提供
・キーボードおよびマウスによる新しいコンテクスト・ センシティブ(状況依存型)ツールで、オーディオ編集を高速化
・Fairlight Audio Coreエンジン。自動ロードバランシングおよび2000トラックをサポート
・革新的なFlexBusアーキテクチャ。無制限のオーディオルーティングが可能
・自動トランジェント検出。ビート、単語、サウンドエフェクトに対応
・数千トラックを含む巨大なプロジェクトを1つのシステムでサポート
・カットページのメディアプールがメタデータベースのカードビューに対応
・カットページで正確なオーディオトリムを実行。グラフィックトリマーを搭載
・カットページおよびエディットページのスマートリフレーム機能。DaVinci Neural Engineで駆動
・カットページおよびエディットページで、エフェクト、タイトル、トランジションをライブプレビュー
・ATEM Mini Pro ISOのプロジェクトを読み込み- 編集
・プロキシメディアのワークフローで、H.264、H.265、ProRes、DNxHRで1/16解像度まで対応
・タイムラインベースのクリップ同期。マルチカムクリップおよび複合クリップを作成
・カットページおよびエディットページで、キーイングおよび合成のアルファチャンネルをサポート
・"レンダーインプレイス" コマンド。カットページおよびエディットページのタイムラインで、エフェクトを多用するクリップに最適
・ソースサイド調整。クリップをタイムラインに編集する前に適用
・簡単に共有できるポータブルなタイムラインおよびビンファイル
・インターレース処理およびリアルタイム3:2プルダウン除去にネイティブ対応
・ノードツリーブックマーク、カスタマイズ可能なFusionツールバー、縦方向のノードレイアウト
・メディアプール内の書き込み中ファイルの処理をサポート
・Blackmagic RAW、ARRI、RED、Sony、EXRのフレームベースのメタデータをサポート
・ワークフロー統合APIおよびサードパーティ・ エンコーダーAPIをサポート