CityEngineの最新バージョン2015.0が、6月5日に国内リリースされた。「CityEngine 2015.0」では、いくつかの機能で操作性を向上するための大幅な改善が行われている。
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■「Esri CityEngine 2015.0」について
レイヤーを管理するScene Editorでは、ArcGISライクなチェックボックスによるレイヤーの表示/非表示切り替えに加え、グルーピングや編集のロック、色付けによるハイライト、文字列検索といった機能が実装され、レイヤーの効率的な操作や編集を実現。また、日影や環境遮蔽のレンダリングが高速化され、大量のモデルを含むシーンでも快適に表示されるようになった。同時に日影の設定が独立したダイアログで行えるようになり、この中で時刻をスライダー バーで動的に指定する日影シミュレーションも可能となっている。CGAでは、プロシージャル ハンドルという機能が実装され、ルールに組み込んだ属性を3D Viewport上で直接変更することで、より直観的かつビジュアルに建築物をデザインすることができるように。その他、データ エクスポートの速度向上とArcGIS Onlineへの共有ワークフローの改善、Esriファイルジオデータベースの高度サポートなど、処理の効率化と操作性の向上に重点を置いたリリースとなっている。
■「Esri CityEngine」とは
「Esri CityEngine」は大規模な3D都市モデルをプロシージャル技術により効率的に作成することのできる3Dモデリングソフトウェア。既存のGISデータやCGモデルを基に、ルールにより街並みの3Dモデルを構築する。作成したモデルはArcGIS 3D Analystに持ち込んで3D解析や景観シミュレーションを行なったり、CGソフトウェアに持ち込んで映像やゲーム、バーチャルリアリティの作成をすることができる。
■ 関連 URL
・「Esri CityEngine 2015.0」リリース
http://www.esrij.com/news/details/74342
・ESRIジャパン株式会社
http://www.esrij.com