今回はクリエイターにとって目が離せないAIに関する一冊をご紹介します。本書は、全世界で話題沸騰中の「OpenAI GPT-5」を使って最新AIの機能を会社や個人のアプリケーションに組み込む方法を解説した一冊です。
今月の一冊
『OpenAI GPT-5/ChatGPT 人工知能プログラミング実践入門』
発売日:発売中
定価: 4,950円
(本体4,500円+税10%)
総ページ数:360ページ
著者:布留川 英一
著者からひと言!
ChatGPTは、2年前の登場後わずか2ヶ月で1億人のユーザーを獲得したことで話題になりましたが、10/6(月)のOpenAI開発者会議にて週間のアクティブユーザー数が「8億人」を超えたことが発表されました。「GPT-5」の登場により、ChatGPTはさらに高度な理解力・思考力・マルチモーダル能力を獲得しました。人間に近い柔軟な発想と専門分野における実践的な知識活用が可能なAIを、積極的に使いこなしていきましょう。
POINT 01 ゲーム制作も一撃で! プロンプトに入れるだけ
例えば「ブラウザで遊べるスクロールゲームをつくって!」と入れるだけで、あっという間にゲームができて、すぐにその場で遊べます。ゲームの改良も「連射機能を追加して」などと指示することで対応してくれます。ゲームに限らず、CGソフトのプラグインなどの制作も可能です。自分専用のプログラマーがいつも身近にいるので、つくってみたいものは何でも頼んで試してみましょう。
POINT 02 AIエージェントによってブラウザ操作も自動で実行
文章や画像生成がお得意なのはご存じのとおりですが、GPT-5からはAIエージェント機能でブラウザの操作も行なってくれるようになりました。例えば「ネコの画像を探して」と入れるだけで、ブラウザを自動で操作して結果を表示してくれます。今後は、AIエージェントが秘書のように、旅行のチケット手配やレストランの予約などを行なってくれるようになるはずです。
POINT 03 画像、動画生成も大進化! 仕事や趣味の可能性が大きく広がる
書籍では「Sora」を紹介していますが、刊行後「Sora 2」がリリースされ(日本では2025年10月時点では招待制)、これまでにない精度の動画がつくれると話題なのはご存じのとおりです(※著作権的な配慮は必要です)。またGPT-5では、画像生成も大幅に強化されています。アイデア出し、バリエーション作成など、使いどころを考慮しながら活用していきましょう。
ボーンデジタル書籍 売れ筋ランキング
(集計期間:2025年9月1日~9月30日)
1位
『OpenAI GPT-5/ChatGPT人工知能プログラミング実践入門』新刊
¥4,950
布留川 英一
shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001264
2位
『アナトミー・イン・モーション』新刊
¥5,940
3dtotal Publishing
shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001262
3位
『ファッションスケッチ 魅せるポージングの描き方』新刊
¥2,970
ふるり
shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001263
- 4位
『カラー&ライト』急上昇
¥4,180 ジェームス・ガーニー
- 5位
『スカルプターのための美術解剖学』
¥5,500 アルディス・ザリンス、サンディス・コンドラッツ
- 6位
『Vision ストーリーを伝える:色、光、構図』
¥4,400 ハンス・P・バッハー
- 7位
『グリッドシステム』
¥7,150 ヨゼフ ミューラー= ブロックマン
- 8位
『Unreal Engine 5で極めるゲーム開発』
¥5,940 湊 和久
- 9位
『filmmaker's eye 第2版』
¥3,960 グスタボ・メルカード
- 10位
『写真を撮りたくなったら読む本』急上昇
¥2,420 ヘンリー・キャロル
今月のふり返り
『カラー&ライト』と『写真を撮りたくなったら読む本』をSNSで紹介いただいたこともあって、このロングセラー書籍2冊が久々にランクインしてきました。SNSの影響力は凄い! 『写真を撮りたくなったら読む本』は、携帯電話での撮影ではなくカメラでちゃんと写真を撮りたくなったら読んでほしい本です。ぜひ一度ご覧ください。
CGWORLD 2025年12月号 vol.328
特集:映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』
判型:A4ワイド
総ページ数:112
発売日:2025年11月10日
価格:1,540 円(税込)
TEXT_佐藤英一(ボーンデジタル)
編集_藤井紀明/Noriaki Fujii(CGWORLD)