記事の目次

    現場視点/海外標準というコンセプトを強化するアドバイザリーボード

    若杉編集長の就任にともない、CGWORLDではこれまで不足していた「現場視点」「海外標準」という観点を重視し、情報を提示していくことを宣言しました。そのコンセプトをさらに強化する目的で設立したのが、社外の専門家による「アドバイザリーボード」です。

    国内外のCG業界で現役のプロフェッショナルとして働いている方たちなので読者の皆さんと近しい存在であり、そういった方々からCGWORLDのコンテンツやサービスへのアドバイスや、現場でしか知り得ない生の声などをフィードバックしていただくことで、読者の皆さんに対してこれまで以上に満足度の高い情報を提供し、より上質な気づきや実践的な技術習得につなげていただけたらと考えています。

    アドバイザリーボードのメンバーは専門分野別に参画していただいており、単なるアドバイザーにとどまらず、自身での寄稿やインタビュアーとして取材に参加するなど、様々な活動を予定しています。新しく生まれ変わるCGWORLDにご期待ください!

    アドバイザリーボードメンバー紹介

    アニメーション/海外映像担当:若杉 遼(CGWORLD編集長)

    新編集長就任のごあいさつ

    ゲーム開発技術/海外ゲーム担当:榊原 寛

    「どうやってつくったんだろう⁉」を深堀り

    日本にいた頃いつか載りたいなと憧れていたCGWORLDさんに、こういうかたちで関わらせていただけて光栄です。ゲーム開発技術について、同業者視点で「うお、これすごい、大変そう、どうやってつくったんだろう⁉」というポイントを深堀りして、刺激になる記事制作のお手伝いをしていきたいです!

    ●プロフィール

    1981年生まれ。京都大学にてタンザニアの伝統建築の様式等を研究、2008年より株式会社アルヴィオンにて2D/3D背景デザイナーとして『MALICIOUS』などの開発に携わる。2012年、米・カリフォルニアの2K Games Hangar13スタジオに移り、Lead City Architectとして『Mafia III』(2016)に参加。2017年、ポーランド・ワルシャワのCD PROJEKT REDにて、Environment City Coordinatorとして『サイバーパンク 2077』(2020)を手がける。2022年より、ワルシャワ在住のままフリーランスとして活動。「畳部屋」名義でインディゲーム開発も行なっている。

    Twitter:@SakakibaraEnv

    CGを活用した新領域/ビジネス担当:岸本浩一

    最先端のトレンドをお届けしたい

    メタバースやWeb3.0が当たり前の世界になるにつれ、3DCGの重要性は指数関数的に高まっていきます。今後訪れるその「未来」に備え、最先端のトレンドをお届けしたいです!

    ●プロフィール

    元3DCGデザイナー。3DCG×Web3.0の未来を信じ、クリエイターが中心となるメタバースを構想している。
    Twitter:@nikusakana

    ゲームエンジン(映像・VR)/VIZ担当:スタジオブロス&モデリングブロス

    注目の非エンタメ分野についてサポート

    主に製造業・建築・ファッションなど非エンターテインメント分野のリアルタイム・ビジュアライゼーションや、バーチャルプロダクション・教育分野についてアドバイスできればと考えています。

    ●プロフィール

    スタジオブロス

    Unity・Unreal Engineなどリアルタイムレンダラをベースとした映像・プロダクトビジュアライゼーションの制作、汎用性の高いツールやアセット管理パイプラインシステムの設計開発を受託しています。スタジオブロス、モデリングブロス、ソニーPCLの3社が、日本国内企業初の公式Virtual Production Partnerとして登録され、ノンゲーム分野では国内初のEpic Games認定Unreal Engineインストラクターが在籍しており、プライベートセミナー、トレーニングを実施しています。
    www.bros-studio.com

    モデリングブロス

    ハリウッドで経験を積んだ今泉隼介が代表を務めるCGアセット制作専門プロダクションです。プロダクトビジュアライゼーションからエンターテインメント映像デザインまでフォトリアル表現を中心に数多くの制作活動を行なっています。2020年よりソニーPCL株式会社と業務提携、バーチャルプロダクション制作に幅を広げています。
    www.modelingbros.com

    CGアート全般/実写VFX担当:Khaki

    業界のこれからを積極的に取り上げたい

    新しいツールなどによる可能性や業界のこれから向かう方向など、当社khakiのような小中規模CGプロダクションや個人アーティスト的視点から、皆さんが今興味のある分野を積極的に取り上げていければと思っています。

    ●プロフィール

    Khaki

    作品ごとに最適なチームを組成し、最良の映像を生み出すVFXアーティスト集団です。CM、MV、アニメーション、プロジェクションマッピング、大型映像などあらゆる媒体におけるVFXのディレクション・デザインを行なっています。
    khaki.tokyo

    レンダラ・ハードウェア担当:澤田友明

    イメージをカタチにする技術を高めよう

    音楽家は感動を音に変え、詩人は感動を言葉に紡ぎ、画家は感動を絵に表す。私たちもCGIの最終段階であるレンダリングをハードとソフトから研究し、イメージをカタチにする技術を高めていきましょう。

    ●プロフィール

    広告業界やB2B関係のCG制作で長年R&Dを担当。グローバルイルミネーションレンダラについても初期段階から様々な検証を行なってきた。現在は同社でCGディレクションやR&Dを担当している。趣味はカメラで富士フイルム党。
    cls-studio.co.jp