>   >  ライブ形式でプロへの道を最短に。ヒューマンアカデミーの完全オンラインのCGモデリング/CGアニメーション講座の狙いは?
ライブ形式でプロへの道を最短に。<br/>ヒューマンアカデミーの完全オンラインのCGモデリング/CGアニメーション講座の狙いは?

ライブ形式でプロへの道を最短に。
ヒューマンアカデミーの完全オンラインのCGモデリング/CGアニメーション講座の狙いは?

多くの受講生をCG業界へと送り出してきたヒューマンアカデミーにて、完全オンラインで学べる講座が開講する。分野は、Mayaを使用したCGモデリングとCGアニメーション。CG業界への就職・転職を目指し、プロになるための技術を学びながら、ポートフォリオに入り得る作品づくりを実践していく。

本講座のポイントは、オンラインでありながら講師と双方向にやり取りできる"ライブ形式"であること。「通学時間が要らない」、「全国のどこでも学べる」とオンラインで学ぶメリットはいくつかあるが、本講座はさらに「その場で質問できる」、「作品をしっかり見てもらえる」という大きなメリットが加わる。講師を務めるのは現役のプロ。実際の現場で働くプロの目線から、生徒の技術向上をサポートしていく。

では、講座では具体的にどのようなことを実践していくのか。アニメーション講座で講師を務める川上木精氏と、モデリング講座で講師を務めるフリーランスの古用翔太氏に講座の狙いとメリットを聞いた。

TEXT_安田俊亮
INTERVIEW&EDIT_池田大樹(CGWORLD)

プロ水準の"見る目"を直接学ぶ
CGアニメーション講座の狙い

まず下の2つの動画をご覧いただきたい。内容は、人間が高い場所から飛び降り、着地するまでのアニメーションだ。プロの目線から見て、どちらかがNGで、どちらかがOKなのだが、その違いがおわかりになるだろうか。







正解は上がNGで、下がOKだ。 ポイントは、着地した瞬間の止まり方。NGカットでは体全体がピタッと同時に止まっているのに対し、OKカットでは腰、体、頭と順に止まっている。見比べると、OKカットの方がより自然で柔らかい動きになっている。

アニメーションで講師を務める川上氏は、「特にアニメーション初学者は『硬い』と言われる動きをつくりがちなのですが、このNGカットはその典型です」と話す。

  • 川上木精氏(株式会社モックス)


    2016年株式会社モックス主催のオンライントレーニングにてアニメーションの基礎を学ぶ。その後、同年同社に中途転職で入社。スマホゲーム、家庭用ゲームのインゲームモーションを中心としたモーション制作業務を行っている。

「NG例でもOK例でもキーポーズ自体に大きな差はないのですが、すべての動きを同時に止めないことで"力の伝達"が表現できています。リファレンスからの動きの読み取り方、実際のアニメーションへの反映のさせ方が少し違うだけで動きの自然さに大きく影響を与えます」。



「言ってみれば、アニメーションの作業そのものはシンプルです。リグを動かして、キーフレームを設定、調整することの繰り返しです。単純だからこそ、様々な動きを深く理解していないと、タイミングやポーズに違和感が残ります。何よりも、リファレンスを観察して必要な要素を落とし込む"観察力"、作成したアニメーションの違和感に気づく"見る目"が大切なのです」。

だからこそ川上氏は、「アニメーションでスキルアップしたいなら、100%人に見てもらった方がいいですね」と言い切る。川上氏自身、他業種で働きながら、オンライン講座でCGアニメーションを学び転職した経緯がある。特にプロ目線でのフィードバックで学んだことは、川上氏の現在の"見る目"の基礎になっているという。

「アニメーションは、自分もそうだったのですが、やってみるとなんとなく形にはなります。でも、それが自然なのか、合っているかどうかが自分一人ではなかなか判断できません。自分で『できた』と思っても、他人から見るとできていないことなどは、プロの世界でもよくあります。アニメーションでは、センスや感覚以上に理屈が重要な基礎になります。実際にプロはどこを見ているか、ブラッシュアップのポイントはどこか。これらをお伝えすることで、手を動かしながらプロ水準の"見る目"を学んでいただければと考えています」。

上のような考えから、川上氏の講座は実制作物へのフィードバックを重視する。「基礎」ではまったくの未経験者からでもいいようにMayaの基本的な使い方からはじめて、「バウンシングボール」や「ピルリグ」などの制作を通してアニメーションの基礎を固める。最終的には、「歩き」や「走り」といった人体のアニメーションの「入り口」までを対象とする。

「応用」では、人体アニメーションをさらに深堀りしてデモリール用の作品づくりを目指す。特に後半は、生徒の意向に合わせて、プランニングから川上氏と一緒につくることを予定している。

「『基礎』だけでも、しっかりやり切れば就活用デモリールに入れられる作品がつくれるはずです。それと、もし講座を受けていただけるなら、どんなプロを目指しているのか、どんな作品をつくりたいかのゴールを教えてほしいですね。ゴールに合わせて伝えるポイントをアレンジして、個々の目的に合った形で上達できるようにしたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします」。

CGアニメーションコース カリキュラム

プロは"気づき"で質を上げる
CGモデリング講座の狙い

アニメーションに続いて、モデリングに関してもひとつ質問をしたい。

【A】モデリング デザイン画

下の2つの画像は、上の【A】のデザイン画をもとに3Dモデルに起こしたものだ。

ひとつはNG水準、もうひとつはOK水準となっている。どちらがOKのモデルかわかるだろうか?

正解は右のモデルだ。左のNGのモデルに比べると全体的にコントラストが効いていて、金属部分の光沢感は増している。また金属と服の質感の違いもよりわかるようになっている。

「上の画像は、確かにデザイン画通りのモデリングです。しかし、3Dモデル単体として見ると最後のツメが足りません。立体感、素材の質感といったものをよりはっきりと際立たせて、OKモデルようにブラッシュアップする必要があります」とCGモデリング講座で講師を務める古用氏は話す。

  • 古用翔太氏 


    ヒューマンアカデミー横浜校グラフィック専攻を卒業後、株式会社コラットにて1年間ほどブラウザゲームのアバター装備、武器のモデル制作を担当し、外注管理を経験。
    次に株式会社レベルファイブに出向し、キャラクターモデル制作を担当する過程でチーフデザイナーとして外注管理、クオリティ管理を担当。その後、フリーランスのキャラモデラーとしてゲーム会社に出向をしながら、ヒューマンアカデミー横浜校、秋葉原校で3Dモデリングの講師を担当。現在に至る。

「大切なのは、この違いに"気づける"かどうかです。ブラッシュアップにかかる時間は、初学者でも1~2時間くらいで、そんなに難しいものではありません。ただこの差が、プロかそうでないかの差になってきます」。

ではどうすればその"気づき"を感じ取れるようになるのか。古用氏は、モデリングでも「チェックバックとブラッシュアップを繰り返すこと」がとにかく大切と言う。

古用氏はモデリングをはじめて半年でインターンとして作業した経験を持つが、その頃は「とりあえずモデルをつくり、ひたすらチェックバックを受けていた」という。つくってチェックバック、つくってチェックバックを日々繰り返し、技術的な基礎を培うことができた。そのうちにだんだんとチェックバックの回数が減ってきて、「一皮むけたのかも」と感じられた。

古用氏は生徒にも「同じような経験をしてほしい」との思いから、制作とチェックバックを重視した講義を行う予定でいる。チェックバックを繰り返すことで、「どこを意識して制作するべきか」を体に染み込ませてもらいたいからだ。すでに担当が決定している「基礎」では、上でも紹介したロボットのほか、四足動物を実際につくることを想定。ポートフォリオ用の作品づくりを目指すほか、その先にどんな複雑なモデルをつくろうと思っても、すべての基礎となるような技術や知識を学ぶ狙いだ。

また仕事をする上でも役立つような、データのつくり方や整理の仕方、やり直しにならないような作業の順番のコツなど、Mayaの使い方も含めていちから総合的に就職を目指す講座にしていく。

もし講義を受ける際は、「『ここをこうしたいけどどうしたらいいのか』など、より具体的な質問をしてほしいですね」と古用氏。「何かしたいことがあるなら、それに対して様々なアプローチを答えられます。講師陣をうまく使うような質問をすることで、"気づき"を増やすようなきっかけを見つけていただければと思います」。

CGモデリングコース カリキュラム

添削には「Save Point」を使用
誰でも可能性のある開かれた講座に

制作とフィードバックを重視するヒューマンアカデミーのCGモデリング/CGアニメーション オンライン講座は、「基礎」と「応用」の2つのパートにわかれている。

それぞれ半年間、60時間の講義時間が設けられており、両方合わせれば1年間、120時間もの講義をじっくりと学べる。オンラインであるため通学の必要がないほか、講義はアーカイブとして残るので、復習や補講もより気軽に行える。

また本講座で重視している「制作とフィードバック」については、株式会社MUGENUPの制作管理システム「Save Point」を活用して実現する。「Save Point」は実際の制作現場でも取り入れらているツールで、作品管理や進捗確認、修正依頼のフィードバックなどがWEB上で完結できるものだ。講義の中では添削の回数を半年間で6回設けており、プロの現場と同じような形で制作物の精度を高めることが可能だ。

ヒューマンアカデミーでは、本講座のオンラインかつライブ形式の強みを活かして、講師の考える「人に見てもらって学ぶ環境づくり」をサポートしたい考えだ。ひとりで孤独に学ぶのではなく、「プロに見てもらえている」、「作品に細かなフィードバックをくれる」という安心感のなかで、「確実なステップアップを提供し、就職につなげる」ことが講座最大の目標となる。

ヒューマンアカデミーの講座開発担当者は、「講座では、実際のプロに作品を見てもらいながら実力を高められます。プロを目指したい方であれば、社会人、大学生、あるいは中学生や高校生といった若い方にもぜひ通ってほしいですね」と語る。場所も年代も関係ないオンラインの場だからこそ、これまで以上に可能性の開かれた講座になるようだ。

申し込みはこちら

ヒューマンアカデミー CGオンライン講座
https://human-yakan.com/cg/course/cg_online.php?code=150042

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