オートデスク社は9月8日(火)、「Autodesk Media & Entertainment」YouTubeチャンネルにて動画「What's Next for Animation at Autodesk」を公開した。アニメーターの多様な制作手法に合わせたマルチモーダルなアプローチや、少ないキーフレームから自然な動作を自動生成するAIツール「Motion Maker」の最新アップデート、プリプロ段階の工程をシームレスにつなぐ次世代の研究プロトタイプ「Story Arc」など、AIを活用したアニメーションに関する最新技術をプレゼンテーションする動画となっている。

制作スタイルに寄り添うマルチモーダルなアニメーション環境

オートデスクは、アニメーターそれぞれの得意な作業スタイルに合わせたマルチモーダルなツール開発を推進。具体的には、ペンで描画してポーズを作成する「イラストレーター」向けのアプローチや、モーションキャプチャを活用する「アクター」、タブレット端末などの外部デバイスを動かしてリアルタイムに人形を操作するように動きをつける「パペッティア」といった手法が開発されている。

もちろん、グラフエディタなどを用いる「トラディショナリスト」向けの既存機能も維持される。同社は、これらに次ぐ新たなスタイルとしてAIアシスタントを活用する「エージェンティック・ディレクター」を挙げ、AIはあくまでアーティストの創造性をサポートし、退屈な作業を軽減するためのものだと強調する。

Motion Makerの最新機能と開発中ツールの情報

少ないキーフレームや軌跡の指定だけで、ニューラルネットワークがリアルタイムに自然なモーションを生成する「Motion Maker」の最新情報も紹介。特に、ユーザー自身の手でモデルの再学習が行える「BYOD(Bring Your Own Data)」機能は、独自に誇張されたスタイルや特定の感情表現を含む手付けのアニメーションデータをローカル環境で学習させ、プロジェクト固有のモーションを生成できるものだ。また、Maya 2027のMotion Makerに追加された新しい馬のアーキタイプについても、デモを交えてその詳細が語られていた。

さらに、ユーザーのポーズライブラリを活用してAIが大まかなブロッキングを行い、最終的なブラッシュアップをアニメーターが担うフェイシャルアニメーションツール「FaceAnimator」、バランスの取れたポーズを提案する「PoseAssist」の開発が進行中であることも紹介した。

プリプロを統合する研究プロトタイプ「Story Arc」

講演後半では、テキスト・画像・3DCG・映像が連携する研究プロトタイプ「Story Arc」を紹介。クリエイティブな作業は直線的ではなく、スクリプトの変更がロケーションやカメラワークに影響を与えるなど、行ったり来たりが発生する。Story Arcは、生成AIを利用してアイデアから3Dシミュレーションまでをひとつの環境で構築するシステムとなる。

例えば、AIがスクリプトから必要なフロアプランを生成し、それを編集可能な3D環境に変換する。もし後からスクリプトが変更され、シーンに必要なオブジェクトが削除された場合は、システムが文脈上の矛盾を検知してクリエイターに警告を出す。コンテキストを保持しながら非線形なワークフローを支援する仕組みとなっている。

■What's Next for Animation at Autodesk(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=YkZyFj76n9o

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https://cgworld.jp/flashnews/01-202608-FlowStudio.html

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https://cgworld.jp/article/2605-autodesk-diana.html