オートデスク社は8月4日(火)、クラウドベースのAIプラットフォーム「Autodesk Flow Studio」のメジャーアップデートを実施し、新たな制作環境である3D EditorとCanvasを公開した。また、8月12日(水)には、Canvas内でByteDance社の動画生成AI「Seedance 2.5」が利用可能になったことを発表した。

シーン構築ワークスペース「3D Editor」

▲ニコラ・トドロビッチ氏による3D EditorとCanvasのデモ

新たに実装された3D Editorは、キャラクター、アニメーション、カメラ、および背景世界であるワールドを用いて、映画のようなシネマティックなシーンを構築するための専用ワークスペース。外部ツールのインストールを必要とせず、Webブラウザ上で完全な3Dシーンの作成と編集が可能。Wonder Toolsで作成された素材は統合アセットライブラリを通じて自動的に3D Editorと同期される。アーティストは用意したデータや自作のキャラクターをシーン内に直接配置して、移動・スケール・回転やアニメーション付けを行える。

カメラのアニメーションにはキーフレームを用いることができるほか、実写動画からカメラモーションを自動抽出して適用することも可能。また、背景となる3Dワールドは、テキストプロンプト、画像、パノラマ画像、あるいは動画の参照データからAIを用いて生成できる。最終出力ではアスペクト比や解像度、フレームレートの指定が可能だ。

ノードベースの生成・編集ワークスペース「Canvas」

Canvasは、画像や動画を生成・編集するため新たに用意されたノードベースのワークスペース。Canvas上では、プロンプト、リファレンスメディア、生成された出力結果、そして3D Editorからのレンダリング素材を単一プロジェクト内でつなぎ合わせ、多段階にわたるマルチステップワークフローを構築できる。

Seedance 2.5による長尺・高品質な動画生成と制御

Canvasには、利用可能な画像・動画生成モデルのひとつとして、ByteDanceの最新動画生成AI、Seedance 2.5が統合された。これにより、AIモーションキャプチャを用いてパフォーマンスを駆動させ、3D Editorでカメラと世界観を制御した上で、Seedance 2.5の生成能力を活かして最終的な映像のルックを洗練させることができる。Seedance 2.5を活用した映像生成では、最大50個のリファレンスを組み合わせることで、最長30秒の動画生成が可能となっている。

■Autodesk Flow Studio 公式ページ
https://www.autodesk.com/jp/products/flow-studio/overview

■Flow Studio Release Notes(Wonder Dynamics Help Center)
https://help.wonderdynamics.com/release-notes/

■Seedance 2.5公式ページ(BytePlus)
https://ai.byteplus.com/en/activity/seedance2-5

プランと価格

Flow Studioでは、初めてAI搭載のVFXツールに触れるクリエイター向けに、クレジットカードの登録が不要で毎月300クレジットが付与されるFreeプランが提供されている。より柔軟にプロジェクトを進めたい個人向けには毎月2,100クレジットとフルHD画質での映像書き出しが可能なLiteプランが、小規模チームやクリエイター向けにはのStandardプランが用意されている。Standardプランでは、毎月6,000クレジットに加え、4K解像度での高精細な書き出しや、最大15体の独自のカスタムキャラクターのアップロード、同時に3人までのモーションキャプチャに対応する。また、さらに上位のプランとして大規模制作チーム向けのProプラン、最上位のEnterpriseプランも用意されている。

■料金プランの比較:Autodesk Flow Studio
https://www.autodesk.com/jp/products/flow-studio/compare

CGWORLD関連情報

●【AI×VFX最前線】Autodesk Flow Studio開発者ニコラ・トドロビッチ氏に訊く、CGキャラクターと実写融合の現在地と未来

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https://cgworld.jp/special-feature/aivfxautodesk-flow-studiocg.html

●「AIはクリエイターの力を拡張する」オートデスク ダイアナ・コレラ氏に訊く、クリエイターファーストのAI戦略

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https://cgworld.jp/article/2605-autodesk-diana.html

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https://cgworld.jp/flashnews/01-202604-Autodesk-AI.html