コニカミノルタとコニカミノルタプラネタリウムは、圧倒的な没入感・臨場感を実現する独自のLEDシステムである「DYNAVISION-LED(ダイナビジョン エルイーディー)」のフレキシブルLEDカーブビジョンを、展示やエンタメ等のビジネス領域で本格参入する。
「DYNAVISION-LED」は、日本初のLEDドームシステムによるドームシアター(世界初のLEDドームプラネタリウム)として、自社で運営するプラネタリウム満天NAGOYAとプラネタリアYOKOHAMAに導入し、臨場感あふれる美しい映像を多くの顧客に提供している。
今後は、企業のショールーム、ミュージアム等の展示、商業施設の多目的空間のビジョン、交通・防災系コントロール室のビジョン、フライト/ゲームシミュレーターなどといったビジネス領域に参入。
なお、2025年日本国際博覧会(以下 大阪・関西万博)における国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(以下 JAXA)による常設展示では、「DYNAVISION-LED」のフレキシブルLEDカーブビジョンが先行的に採用されている。
DYNAVISON-LEDの提供する価値
「DYNAVISION-LED」は、LEDパネルはモジュール化されており、形状、サイズ、素子ピッチをフルカスタム設計可能なLEDビジョンだ。組み合わせにより、平面・曲面・波形・球形(球体)など自由自在なLEDシステム(映像表示装置)を実現可能。曲面や球面の設計・施工、映像表示技術に関しては、約70年間培ったプラネタリウム技術が活かされている。
従来のプロジェクターによる投映方式では表現が難しかった、抜けるような青い空や海、真っ赤な夕焼け、キラキラと輝く星空などの実写映像や、高精細なCG映像なども美しく再現。また、奥行きが感じられることで没入感が増し、目を見張るほどのリアルな臨場感と美しい映像体験を提供する。
2019年から実証実験を開始し、2021年に「DYNAVISION-LED」1号機をプラネタリウム満天NAGOYAに、2022年に2号機をプラネタリアYOKOHAMAに導入した。2024年度は2館合計で年間37万人の来場者に臨場感あふれる美しい映像を提供。さらに2023年には、インド科学技術省が管轄する宇宙物理学研究所主導のプロジェクトである「COSMOS Mysuru Planetarium」に、インドで初めてのLEDドームプラネタリウムとして採用され、現在建設中である。
「DYNAVISION 」、「満天」、「プラネタリア」はコニカミノルタプラネタリウム株式会社の登録商標である。
大阪・関西万博 JAXA 常設展示での採用
大阪・関西万博のJAXA 常設展示では、日本で初めて※、0.9㎜の素子ピッチで高精細な、縦3m×横10m の大型なフレキシブルLED カーブビジョンが採用され、映像体験エリアに設置されている。
上映コンテンツは著名な映像クリエーターである上坂 浩光氏がプロデュースしており、人類が月に進出した歴史や、再び月を目指し、月面探査における様々なプロジェクトとその意義を伝えるというテーマだ。フレキシブルLED カーブビジョンの迫力ある映像と音響により、来場者へ月面での没入体験を提供している。
このJAXA 常設展示は、デジタルサイネージアワード2025 において「優秀賞」を受賞した。審査会からは「0.9㎜のフレキシブルLED による映像表現で圧倒的なイマーシブ感・臨場感を演出している点は評価に値する。」等、技術が高く評価されている。
※ フレキシブルパネルによるカーブビジョンにおいて、コニカミノルタ社調べ。