ボーンデジタルは、業界標準のプロシージャル3DCGツールHoudiniの商業用ライセンスである「Houdini Core」と「Houdini FX」について、最大25％オフとなるキャンペーンの期限延長！申し込みは2023年12月31日（日）まで受け付ける。
Houdini Coreは、Houdini FXから流体やパーティクル、群衆といったシミュレーション・エフェクト関連機能の一部を制限したエディション。モデリングや地形生成、アニメーション、ボリューム、レンダリングといった一通りの作業は行えることから、シミュレーションエフェクトが必要ならばFXを、必要なければCoreを選択する形となる。
なお、本キャンペーン期間内にHoudiniを導入すると、2023年11月開催予定のセミナーイベント「Houdiniマスタークラス（仮）」に無料で参加が可能となる。「Houdiniマスタークラス（仮）」とは、海外ゲームスタジオからゲストを招き、著名ゲームタイトルのHoudiniによる開発事例を紹介するという豪華なセミナーである（過去の開催内容は本記事後半を参照）。
●キャンペーン価格
Houdini Core LAL（初年度保守込）｜17％OFF
￥478,500（税込） → ￥398,200（税込）
Houdini Core GAL（初年度保守込）｜25％OFF
￥638,000（税込） → ￥478,500（税込）
Houdini FX LAL（初年度保守込）｜14％OFF
￥1,116,500（税込） → ￥957,000（税込）
Houdini FX GAL（初年度保守込）｜22％OFF
￥1,435,500（税込） → ￥1,116,500（税込
※Workstation（ノードロック）ライセンスは対象外です
※LAL（Local Access Licenses）：日本国内でのフローティングライセンスが認められています
※GAL（Global Access Licenses）：日本国内にライセンスサーバを配置して、海外拠点にライセンスを供給したりクラウド環境でのライセンスの使用を可能にします
ボーンデジタル主催の「Houdiniマスタークラス（仮）」セミナーとは
海外ゲームスタジオが開発したAAAタイトルでHoudiniがどのように使われたのか。「Houdiniマスタークラス（仮）」は、VFXアーティストやテクニカルアーティストを日本に招き、その裏側をじっくりと堪能できるセミナーイベントである。以下、2018年と2017年に開催したセミナーの概要を紹介する。
『FarCry5』制作陣が達成したHoudiniを用いた地形自動生成とは？Part 1（2018年開催）
UbisoftテクニカルアーティストのEtienne Carrir氏が来日し、FarCry5におけるHoudiniを活用した開発パイプラインを詳細に解説。開発で使用された内製のDUNIA2エンジンとHoudiniおよびHoudini Engineの連携、入出力の詳細を丁寧に説明してくれた。
また、テーマのひとつとして崖の自動生成方法も解説された。地形を読み取って崖のジオメトリをリメッシュして緊密化し、ジオメトリを横にスライスして各層に着彩するというながれだ。
『バトルフィールド１』のエフェクトはこうして作られた――HOUDINIが可能にするモダンなワークフロー（2017年開催）
EA Digital Illusions CE（EA DICE）のVFXアーティスト、アンドレアス・グラッド氏が来日し、『バトルフィールド１』におけるHoudiniの活用内容を紹介。
シングルプレイヤーモードとシネマティクス（カットシーン）」でのエフェクトを担当した同氏は、「再利用可能なアセット生成」、「高品質なPBR対応エフェクト」、「高速なイテレーションを可能にするツール生成」の3テーマでVFX開発の裏側を紹介してくれた。
また、自らの体験をもとに、AAAプロジェクトで働くことと、フリーランスで働くことの違いや、メリット・デメリットについても言及。HoudiniやUnreal Engineのような高性能なツールが登場したことにより、映像業界にもリアルタイム3DCGが波及しており、フリーランスのVFXアーティストにとって良い時代になってきたと語った。
