オランダのテックカンパニーReblika Software社は6月14日(金)、デジタルヒューマン作成ツール「Reblium Studio」をリリースした。モデルやルックを柔軟に調整し、ゲームエンジンおよび3DCGツールにセットアップ済みモデルとしてエクスポートできるという、アバター作成プロセスを合理化するツール。ライセンス形態は永久ライセンス、価格は99.99ユーロ(約16,900円)。対応OSはWindows。

頭部のモデリング(Face Engine 1.0)

3Dゲームのキャラクター制作画面のようなUIで、骨格、肌の色、髪型、ヒゲ、メイクなどの要素を自在に設定できる。また、キャラクターの特徴となる項目を指定して、ワンクリックでその特徴に沿った顔を生成する機能もある。

あるいはFBX形式の頭部メッシュやテクスチャをインポートしてReblium Studio内のモデルに統合し、編集や調整を行うこともできる。

胴体のモデリングとリグ(Body Engine 1.0)

胴体のモデリングも頭部と同様で、BMIを指定することで衣服を含めシェイプを即座に変更できる。リグはモデルに応じて自動で調整される。

衣服のテンプレートも多数用意されており、ワンクリックで着替えが可能だ。

ゲームエンジンへのエクスポート

Reblium Studioで作成したキャラクターは専用プラグインを介してUnityやUnreal Engineに直接エクスポートできる。なお、アバターキャラクターのパフォーマンスが最適化されており、どちらのゲームエンジンでも1ドローコールでベイクが可能となる。
また、セットアップ済みのモデルをFBXでエクスポートし、MayaやBlenderをはじめとする3DCGツールで活用することもできる。

シーンとアニメーション

Reblium Studioにはシーンテンプレートおよびアニメーションテンプレートが用意されており、任意のシーンとアニメーションを適用した動画のエクスポートに対応するようだ。

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