2024年8月に東京で開催された、アプリボットのクリエイティブスタジオ「SSS by applibot」に所属するイラストレーター・タイキ氏の初個展「タイキ展」の大阪巡回展が決定した。今回はソニー・ミュージックソリューションズの主催の下、4月26日(土)〜5月6日(火)にBPガーデンシティ南船場にて開催される。

大阪巡回展では、東京展から新たに3点の新作が加わり、タイキ氏の特徴的なUV印刷作品が数多く展示される予定だ。

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本展の展示作品について

本展で展示されるのは、「商業イラストレーター」であるタイキ氏が、その立場から古典絵画の技法を商業美術に取り入れるべく、描く内容はもちろんのこと、特別なUV印刷機を使ってマチエール(油絵などにみられる凹凸)ごとデジタルデータで設計して印刷するという新たな生産方法によって実現した「量産できる絵画作品」だ。

その技術の特性上、キャンバスのみならず、アクリル板やアルミボード、厚さ0.1mm程度の金箔まで、様々な支持体を使った絵画作品を産み出すことができる。「タイキ展」では、この「デジルデータで凹凸ごと設計した、量産できる絵画作品」の過去作数点と共に、数多くの新作が公開された

新作絵画作品の中には、タイキ氏がキャラクターデザインをした、ゲーム『Fate Grand/Order』のキャラクター「マーリン」のイラストのほか、同じくタイキ氏が新たにキャラクターデザインした球体関節人形(DOLKとのコラボ制作商品)の原画も含まれている。 また、その人形本体も本展で展示される。

前回の「タイキ展」(東京展)

Information

■タイキ氏
SSS by applibot所属のイラストレーター・キャラクターデザイナー。主にアプリ・家庭用ゲームコンテンツにおいてキャラクターデザインやイラストレーションを手がける。2007年に株式会社スクウェア・エニックスに入社、その後フリーランス。
X:@taiki99

■「SSS by applibot」とは
「未知の価値」、つまり世の中に定義されていない新たな価値を見つけ出し、世の中に示すために集まったクリエイティブ集団。スタジオ名になったSSS(=Sign of Sense Studio)の通り、自らの感性をいかし、作品として示すことを目指す。アニメ『キズナイーバー』のキャラクターデザインを務めた米山 舞氏をはじめ、『ソードアート・オンライン』(abec名義)、『結城友奈は勇者である』のキャラクター原案を務めた BUNBUN氏や、「ポケモンカードゲーム」「ポケットモンスター サン・ ムーン」(TOKIYA名義)のキャラクターデザインを務めたセブンゼル氏、バーチャルシンガー「花譜」のキャラクター・衣装デザイン・イラストレーションを務めたPALOW.氏など、ゲーム・アニメ・ライトノベルなど、それぞれの分野における著名クリエイター7名が集い作品づくりを行なっている。
公式サイト:sss.applibot.co.jp

開催情報

・名称:タイキ展 大阪巡回展
・主催:ソニー・ミュージックソリューションズ株式会社
・主催協力:SSS by applibot
・開催日程:2025年4月26日(土)~5月6日(火)11:00-18:00 計11日間
・開催場所:BPガーデンシティ南船場(大阪市中央区博労町4-4-6 TB博労町ビル2階)
・入場:無料
・入場予約について:4月7日18時から予約受付開始となります。詳細は、公式サイトにて別途アナウンスいたします。
※時間帯指定の入場券先行予約受付を実施いたします。
※全日程、先行予約チケットのご入場が優先となります。当日のご入場は空きがある場合に可能となります。
※確実にご入場を希望される方は、先行予約をご利用ください。(先行予約 システム手数料:330円(税込))
※チケット予約は「Stagecrowd Ticket」にて受付いたします。ご利用にはStagecrowd Ticketへの登録が必要となります。

■イベント特設サイト
taiki-exhibition.com
■イベント公式X
@taikiexhibition

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CGWORLD関連情報

月刊『CGWORLD』vol.313〜314では、タイキ氏のインタビューが2号にわたって掲載されている。

vol.313(2024年9月号)のSide-Aでは、新たなデジタルイラストの可能性を追求するタイキ氏に、イラスト制作のルーツと経歴、UV印刷技術との出会いについて聞いた。

月刊『CGWORLD +digitalvideo』vol.313(2024年9月号)掲載
連載「絶景、イラストレーション」
vol.20:タイキ Side-A(キャリア編)
Side-A掲載号はこちら

vol.314(2024年10月号)のSide-Bでは、3DCGやUV印刷技術を活用して新たなデジタルイラストの可能性を追求するタイキ氏の制作技法を、代表作のメイキングを通じて詳らかにしていく。

月刊『CGWORLD +digitalvideo』vol.314(2024年10月号)掲載
連載「絶景、イラストレーション」
vol.20:タイキ Side-B(メイキング編)
Side-B掲載号はこちら