デル・テクノロジーズ株式会社は、株式会社デジタル・フロンティアのCG映像制作を支えるITインフラのネットワーク環境に、「Dell PowerSwitch」ネットワークスイッチを活用することで、瞬間最大約70Gbpsの高速環境を実現する、高速でパフォーマンス強化したネットワーク環境を構築したことを発表した。
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■業務改革の背景

デジタル・フロンティアは、高画質・高品質の映像を制作しており、4Kなどで取り扱うデータの容量が増え、かつストリーミング配信が一般的になってきた昨今、それらに対応しうるインフラ構築のため、まずはファイルサーバーとワークステーションをつなぐネットワークの10G化/100G化を検討していた。しかし、これまで使用していたシャーシ型スイッチのリプレイスではコストがかかりすぎるため、新たに、低コストでネットワークの高帯域化を実現可能な製品を求めていた。

■デル・テクノロジーズのソリューション採用の理由

デル・テクノロジーズのネットワークスイッチである「PowerSwitch」は、他社製品と比較すると約1/3の導入価格。オンサイト保守も選択可能で、パフォーマンスと安定性も両立できるという点が採用の決め手となったという。また、3年前に、スケールアウト ファイルストレージの「Dell PowerScale」と「Dell PowerSwitch N4064F」を採用した際、導入前の事前検証、設置の迅速さ、運用管理のシンプルさ、導入後のサポート対応にも満足しており、何よりトラブルなく安定して運用できていたことが、今回の採用の後押しとなった。なお、ストレージの「PowerScale」には、「PowerSwitch S5232F-ON」と繋いでいる「PowerSwitch N4064F」に付帯している2つの40GbEアップリンクポートを使って繋いでいる。さらに、約500台のワークステーションと繋いでいる12台の「PowerSwitch S4148T-ON」には、100GbEダウンリンクポートを使っている。

■導入の効果

今回の業務改革により、以下の効果があった。
・「PowerScale」と「PowerSwitch」を活用することで、瞬間最大で約70Gbpsの高速な環境での映像制作が可能に
・業務拡大により素材の数やデータ量が多い4K作品が増える中、今後、デジタル・フロンティアが、数年間使えるネットワークソリューションを整備
・フルCGのレンダリングなどでアクセスが集中する際にも、高速作業が可能に
・業界標準のコマンドCLIを使えることで、スムーズな運用管理が可能に