映画監督としてさまざまな作品に携わり、斎藤工、三浦透子、武井壮、金澤美穂などにも演技指導を行った菱沼康介監督が、アニメーターにも役立つ演技技術について解説するオンライン講座『アニメーターのための演技発見術 ~どうやって俳優や演出家はシーンに必要な動きをつくりだすか?~』を、5月18日(木)に開催します。
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台本から、物語やシーンや人物を語るために必要な演技としての動きを、いかに見つけるか、その方法、技術を学ぶ!
台本を要素として理解、分解し、どのように演技を調整して、演技としての動きを見つけ出していくのかを、具体的な技術と方法を解説します。
身体がどのように動くと、シーンで伝えるべきことがストーリーや表現として、伝わりやすくなるかを学びます。
シーンが求めるものを理解することで、物語全体の中で、このシーンでは何が必要か、この人物に必要な動きは何かを把握し、調整することができます。
さらに、それぞれの技術や方法をメーターや軸、場面など数や文字で具体的に簡略化して説明することで、常に使える道具となります。
台本の理解と表現をどのように行うか、生身の俳優が演技を捉えるために、調整するために行っている方法について、補足映像を見ながら実践的に解説します。
講師の紹介
菱沼 康介(ヒシヌマ コウスケ)
映画監督・脚本家・演技コーチ
カリキュラム
■講義の前フリ、および説明(演技の区分など)、前段
・講師の自己紹介
・前フリとしての説明。演出家、映画監督、生身の俳優がいかに演技を見つけているか。演技とは。演技における動きとはなにか。
・いる演技と見せる演技の違いなど、日本と海外の違いについてなどの説明。
■シーン内における要素や動きを見つける方法
A:シーン内の要素から演技、そして、動きを見つける技、方法。
(1)【見出し=場面】をつける。(何が語られ、何が中心なのか重要なのかを視覚的にする方法を理解する)
(2)【軸】を見つけ出す。(見る方向で、何について話しているかが見えてくる)
(3)【肝=○○】となるポイントを見つける。(山谷、メリハリを設定、音楽的にシーンの強弱をつくる)
■演技や表現の調整方法
B:Aの内容の調整方法。(Aの内容を細分化、または拡張化する)
(4)物語における様々な起伏に、【メーター】をつける。
(心情をボリュームスイッチのように、目盛りで理解する。目盛りにより、さまざまな度合いを調整や調節をする。)
・細部へ目盛りをつけていく(シーン内、セリフ内、体や物へと目盛りをつける)
・目盛りのためのリアリティラインを理解する。(ジャンル、世界観、文化、設定に目盛りをつける)
対象者
アニメーター、アニメ演出家など
開催概要
開催日時:2023年5月18日(木)18:00-21:00
講義時間:180分 ※休憩も含みます
アーカイブ配信:あり
※期間限定
※アーカイブ配信は後日準備ができたらメールにてご案内します
※後日アーカイブのみ購入することも可能ですが価格が12,000円(税抜)になります
価格:10,000円(税抜)