2021年にNetflixで配信が開始され、その圧倒的なグラフィック表現で注目を集めた『アーケイン』シリーズ。11月9日(土)から、待望のシーズン2が配信開始した。

本シリーズはフランスのFortiche Productionによる制作で、3DCGを基盤としつつ手描き風のテクスチャを用いることで絵画のように美しい質感を実現しており、高い評価を受けている。

『アーケイン』シーズン2 予告編 - Netflix
Netflixシリーズ「アーケイン」シーズン1~2独占配信中

『アーケイン』シーズン2

▶アーケイン
www.netflix.com/jp/title/81435684
ライアットゲームズが贈る「アーケイン」が今年11月、Netflixに戻ってくる――

ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』が原作であり、Netflix史上最も人気を誇るアニメシリーズの1つとなった本作を手がけるのは、クリスチャン・リンクとアレックス・イー。エグゼクティブプロデューサーはクリスチャン・リンク、マーク・メリルおよびブランドン・ベックが務め、アニメーションスタジオのFortiche Productionが制作を手掛ける。

Fortiche Production

www.forticheprod.com

Fortiche Productionは創始者のパスカル・シャルーとアルノー・ドゥロルの指揮の下、監督と製作を手掛ける。「アーケイン」シーズン1により、ゲームシリーズをアニメ化し、文化現象にまで発展させるということにおいて、Netflixはリーダーとしての地位を確固たるものにした。


世界中で2021年最高のTV番組の1つとして称賛されたこのアニメシリーズは、2022年のプライムタイム・エミー賞でストリーミングシリーズとしては初となるアニメーション部門の作品賞など、4つの賞を獲得した。2022年アニー賞では、TV/配信作品作品賞、脚本賞、声優賞 (エラ・パーネル)、監督賞、美術賞、キャラクターアニメーション賞、ストーリーボード賞、キャラクターデザイン賞、アニメーション効果賞を含む9部門の受賞を果たした。

SIGGRAPH Asia 2024にてメイキングセッションが実現

12月に東京で開催されるSIGGRAPH Asia 2024では、Fortiche ProductionのCTOであるPhilippe Lierena氏による、『アーケイン』シーズン2のメイキングセッションが予定されている。

このセッションでは、シリーズの独自性を支えるビジュアルスタイルの制作プロセスや、手描き風テクスチャと3DCGの融合といった技術的な挑戦やシーズン2で新たに取り入れられた技術やアプローチについても触れられる予定で、制作の舞台裏を垣間見る貴重な機会となるだろう。

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シーズン1メイキング動画がYouTubeにて公開中

アーケイン:分断を越えて|パート1- リスキーな夢

本動画では、アーケインシリーズの制作背景が紹介されており、主に手描き風のテクスチャと3DCGを融合させた独自のビジュアルスタイルの確立に焦点が当てられている。Mayaを使用して3Dモデルを制作するシーンや、本作の核となるペインティング作業の様子も見ることができる。