ゲームや映像制作の現場で常に求められる「より良い画」づくり。その根幹をなすのが、ショットの構成やレンズ選択を含む“構図のロジック”です。
2025年12月17日(水)に開催される本講座『映像演出論~構図とそのロジックについて~』では、『FINAL FANTASY』シリーズをはじめ数々の名作でカットシーン演出を手がけてきた百瀬季之氏 が、長年にわたり社内向けに行ってきた「映像演出講座」を再構築し、特別に公開します。
カリキュラム
■プロローグ
画面のアクセプト比、レンズの違いや効果について基礎を解説します。
■画をつくる
アングル、ショットサイズ、そして画面レイアウトを中心に解説します。一言でいえば「キャラクターをどのように画面に配置するか」というテーマですが、単なる配置の話にとどまりません。レンズやショットサイズの組み合わせがどのような効果を生み出すのか、具体的な例を示しながら、構図とは何かを深掘りしていきます。
■展開をつくる
シナリオという“文字”を、どのように“映像”へと変換していくのか。そして、どのように展開を構築していくのか。その中核となる映画の文法とロジックを解説します。さらに、映像設計に欠かせない サウンドや色彩といった要素 についても取り上げ、どのように全体の演出に組み込んでいくかをお話しします。
■エピローグ
つまるところ、演出とは何なのか——。これまでの経験を通して自分が感じてきた率直な思いを、皆さんにお伝えしたいと考えています。
講師の紹介
百瀬 季之 氏
1991年 株式会社スクウェア(現スクウェア・エニックス)入社。
主にムービーやカットシーンの演出を担当してきました。
主な作品は
「Final Fantasy Tactics」「Final Fantasy IX」
「Crisis Core-Final Fantasy VII」「The 3rd Birthday」
「Final Fantasy 零式」「Final Fantasy XV」「Forspoken」等。
2025/3 株式会社スクウェア・エニックスを退社。
現在は株式会社アティックでディレクターを務める。