ドリームワークス・アニメーションに18年間在籍し、現在はライティングCGスーパーバイザーとして活躍する武広 修氏によるオンライン講座『3DCGライティングの思考法 ~光の科学から映画ショットの構築まで~』が、2026年11月21日(土)にCGWORLD ONLINE ACADEMYにて開催されます。
本講座では、3DCGライティングを「なぜそう照らすのか」という考え方から体系的に解説します。
講義内容
前半では、光・色・物質といったライティングに関わる科学的知識から、ライトと影のコントロール、カメラの仕組み、自然現象やカメラ機材による効果をCGで再現する方法まで、ライティングの土台となる考え方を学びます。素材ごと、シチュエーションごとに押さえるべきポイントも紹介します。
後半では、ドリームワークスにおけるレンダーレイヤーやAOVの分割方法を、『バッドガイズ』のメイキングを通して解説します。さらに、武広氏自身が担当した映画のショットを題材に、途中過程の多数のバージョンを見比べながら、ショットをどのように構築していったのかを紐解きます。ショット制作時に何を考えているのか、視線誘導をどう設計しているのかなど、現場での判断と工夫を具体的に掘り下げます。
あわせて、ドリームワークスの組織構造やショット承認プロセスを通して欧米スタジオの制作フローを紹介するほか、採用インタビューを担当している武広氏が、応募から採用までのプロセスを説明します。ライティングに携わる方はもちろん、海外でのキャリアに関心のある方にもおすすめの講座です。
カリキュラム
【第1章】- イントロダクション
本講義のシラバスと、講師の自己紹介・デモリールを紹介します。
【第2章】- 基礎編|ライティングに関わる科学
光、色、物質など、ライティングの前提となる科学的な知識を学びます。
【第3章】- 基礎編|ライティングの基礎知識
ライトの名称、ライトと影のコントロール、カメラの仕組みといった基礎を押さえたうえで、自然現象やカメラ機材による効果をCGでどう再現するかを解説します。
【第4章】- 基礎編|ライティング例
素材ごと、シチュエーションごとに、ライティングで押さえるべきポイントを解説します。
【第5章】-リファレンス
ライティングを学ぶうえで必見の映画や、有益なWebサイトなどを紹介します。
【第6章】- 応用編|ドリームワークスのライティング技術
ドリームワークスでコンポジット用に分けているレンダーレイヤーとAOVの例を紹介し、それらを実際にどう合成しているのかを『バッドガイズ』のメイキングを通して解説します。あわせて、同社で使われているその他のテクニックにも触れます。
【第7章】- 応用編|ショット例を使った解説
講師がこれまでに携わった映画のショットを題材に、途中過程のバージョンを見比べながら、どこをどう変えて完成に近づけていくのかを具体的に解説します。ドリームワークス以外で制作したショットも取り上げます。
【第8章】- ドリームワークスの組織とライティング部門
会社の部署と役職、ライティング部門の内訳、ショットが承認されるまでのながれを紹介します。ドリームワークス作品の特徴にも触れます。
【第9章】- ハリウッドスタジオの応募・採用プロセス
欧米のスタジオで働くことを考えている方に向けて、ドリームワークスでの応募からインタビューまでのプロセスを説明します。
【第10章】- おわりに
ライティングアーティストとしての心構えと、AIについての講師個人の考えをお話しします。
【第11章】- 質疑応答
講師紹介
武広 修 氏(ドリームワークス・アニメーション ライティングCGスーパーバイザー)
九州大学工学部を卒業後、リクルート情報システム部にてシステムエンジニアとして3年間勤務。退職後に単身渡米し、UCLA Extensionでコンピューターグラフィックスを専攻しました。修了後はテレビ番組制作会社ModernCartoonに入社し、システムメンテナンスを担当しながら映像制作の技術を習得、ジェネラリストのアーティストへ移行します。その後はルックデヴを専門としてワーナー・ブラザースの映画制作に参加したのち、ライティングアーティストへ転向。Disney Feature Animation、Rhythm & Hues Studios、Sony Pictures Imageworksなどで経験を重ね、ドリームワークスには18年間在籍しています。現在はライティングCGスーパーバイザーとして活躍しています。
開催概要
- 開催概要
2026年11月21日(土)11:00 ~ 16:30
- 講義時間
330分 ※休憩・質疑応答も含みます
- アーカイブ配信
あり(期間限定)
- 価格
15,000円(税抜)