麻布大学獣医学部獣医学科 高木 哲教授の研究グループと、あまた株式会社、株式会社EDUWARD Pressは、獣医療トレーニング用VRソフトウェア「VETS VR」を共同開発した。
同ソフトウェアの開発により、実習対象となる動物の大幅な負担軽減を可能にするとともに、VRヘッドセットを使用した高画質バーチャル空間内における獣医療の「手技」「手順」トレーニングが実現した。
なお、同取り組みは、文部科学省より採択された「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」の助成を受けたもの。
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■獣医療VR教材「VETS VR」とは
「VETS VR」は獣医療に関する学術知識を有する「麻布大学」と最新のVR技術をもつ「あまた」、教材開発のノウハウをもつ「EDUWARD Press」が共同で開発した、獣医療トレーニング用VRソフトウェアである。
高い臨場感をもって学習者の「手技」、「手順」への理解をサポートするとともに、実習対象となる動物の代替をVRが担うことでアニマルウェルフェアを実現する。
■VETS VR「犬の気管挿管」編の特徴
日本小動物外科専門医のきめ細かな監修により、必要な器具の選択から麻酔導入、気管挿管までをVRで忠実に再現した。反復学習が可能であるため、手技の流れに関する理解度と技術力の向上を図ることができる。
01. 各手技を精巧に再現し、手技の流れや方法を体感することができる
02. 気管挿管の全体像・プロセスを実際に体験し理解できる、見える
03. 正解・不正解の提示だけでなくポイント解説により理解度の促進・技術向上をサポートする