3月8日(水)、株式会社FIELD MANAGEMENT EXPANDのドワーフ事業部(以下ドワーフ)がプロデュースし、アニメーションスタジオとして制作に参画するストップモーション時代劇『HIDARI』のパイロットフィルムが『HIDARI』公式YouTubeチャンネルで公開された。また、約1ヶ月半に及んだ撮影の様子を記録したメイキング動画も同時公開となった。
詳細はこちらドワーフがプロデュース&アニメーションスタジオとして参画
『HIDARI』は、⽶誌Creativityで「世界のクリエイター50人」にも選出されたWhatever・川村真司監督による初長編映像作品で、江戸時代に存在したとされる伝説の名工「左甚五郎」の物語を描いたストップモーション時代劇。
『こまねこ』や『リラックマとカオルさん』などのストップモーションアニメーションを手掛けるスタジオ・ドワーフの松本紀子氏によるプロデュース、また制作チームはドワーフに加え『ごん』や『プックラポッタの森』などを手掛ける映像スタジオ・TECARATという、日本のみならず世界のストップモーション界を支える最高峰のスタジオの技術チームが集結。
時代劇という日本独自の世界を、これまでほとんど試みられてこなかったストップモーションという技法を使って描き出すことで、見たことのないエンターテインメント作品をつくり出し、アートフィルムとしても、アクションフィルムとしても楽しめるような映像体験を目指して制作されている。
"彫った動物が命を吹き込まれる"といった逸話が残る、江戸時代の伝説的な彫刻職人「左甚五郎」の物語を、江戸の史実と絡めて大胆に再構築。キャラクターはすべて左甚五郎の作品と同じ“木彫”による人形。木彫にテクスチャを活かしたキャラクターや義手のデザインはもちろん、殺陣のシーンでは斬られた血の代わりに「おがくず」が吹き出すといった、とことん「木」にこだわった映像演出で、独自の映像美を生み出している。
パイロットフィルムでは、コマ撮りによって命を吹きこまれた木彫のキャラクターによる繊細な表情や独自の演出・カメラワークを駆使したダイナミックな戦闘シーンが約5分にわたって展開されている。
ドワーフとは
NHKキャラクター「どーもくん」をはじめ数々のキャラクターやコンテンツを生み出し、卓越した技術力のコマ撮り作品で、国内外で評価されるアニメーションスタジオ。フランスでロングランを続ける「こまねこ」などのオリジナル作品のみならず、さまざまなコラボレーション作品もあり、近年ではNetflix「リラックマ」シリーズのほか、TVCM「ゼスプリキウイ」シリーズ、TVアニメ「BEASTARS」「おそ松さん」のタイトルバック映像などを手掛けた。
「どーもくん」の作者である合田経郎が代表となりTYO(ティー・ワイ・オー)のグループ会社として2003年9月に設立されてから、今年20周年を迎えます。TYOやxpd(イクスピーディー)の事業部となるなど、AOI TYOグループ再編による変遷を経て、現在はFIELD MANAGEMENT EXPAND(フィールドマネージメントエクスパンド) のアニメーションコンテンツ事業部である。今月、Netflixシリーズ「ポケモンコンシェルジュ」の制作が発表された。
https://dw-f.jp/
長編映画制作へ向けたクラウドファンディングがスタート!
詳細はこちら『HIDARI』は長編映画化の実現を目指し、グローバル向けのクラウドファンディングをスタート。今回のパイロットフィルムを通して『HIDARI』のファンを増やすこと、また長編映画製作に向けたパートナー決定のための営業資金の調達を目的としている。
関連情報
ニュース
Whatever川村真司氏が初めて挑む長編映像作品『左』、ドワーフ、TECARATと共に木彫人形によるストップモーション時代劇の制作をスタート
https://cgworld.jp/flashnews/2208-whatevertecarat.html