2Dイラストに立体的なアニメーションを加える表現技術「Live2D(ライブツーディー)」の研究開発を中心に事業を展開している株式会社Live2Dは、2022年12月3日(土)にLive2Dを使ったオリジナル作品のクオリティを競い合う、年に一度の大型コンテスト「Live2D Creative Awards 2022」の受賞8作品を発表した。
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■Live2D Creative Awards 2022 審査結果

【グランプリ:1名】
最も優れたLive2D作品
『Cyber - Live2D制作モデル紹介』Kuroama

審査員コメント
最新のLive2D Cubism Editorで制作された、最先端のLive2D作品という印象を受けました。 表現力が優れているのはもちろんのこと、その表現を実現させるために様々な機能を利用して作られている点に魅力を感じました。 ブレンドシェイプを利用した表情変化や、乗算色・スクリーン色による光の表現、難しいとされているフードの着脱などもモデルをより一層魅力的に見せるためのアイテムとして取り入れられている点も素晴らしいです。

【映像表現作品賞:1名】
アニメーション映像美やLive2Dの新たな表現技法を活かした作品
『Cecilia』eggutarto

審査員コメント
原画イラストをそのまま動かせることのメリットの1つに、作品の空気感がそのまま保持されるという点があります。 この作品はLive2Dの魅力がギュッと詰まっているように感じました。 温かみのあるイラストのタッチと、キャラクターたちの繊細な表情の変化、それらのひとつひとつの積み重ねから作者の作品愛が伝わります。

【インタラクティブ作品賞:1名】
Live2Dを用いた独創的な作品、応用技術作品
『2032年の友人』礼文華太郎

審査員コメント
「こんな日が早く来ればいいのに…」そう思わずにはいられない、素晴らしいLive2Dの活用例です。 キャラクターとコミュニケーションを取れるというコンテンツは今も昔も多く存在していましたが、Live2Dという拡張性の高いインターフェースが加わるだけで「自分ならどんなキャラクターを設定するだろう」と夢の広がりを感じました。

【Live2Dモデル賞:1名】
デザイン性や、可動域が優れたLive2Dモデル作品
『瀬乃ここは様』Seno Kokoha【VTuber Rigging】/スタジオももこ

審査員コメント
動いていることが当たり前のようにさえ感じてしまうほど破綻の無い非常にきれいな動きのLive2Dモデルですね。 モーションやカメラワークがキャラクターをより魅力的に見せてくれている点も高評価でした。何回もずっと繰り返し見ていられる素敵な作品に仕上がっていると感じました。

【学生賞(大学・専門学生の部):1名】
学生(大学・専門学生)に該当するクリエイターの手によってつくられた優秀作品
『表情豊かに動く油絵・アクリル画』かわいい信仰

審査員コメント
アナログイラストをLive2Dで動かすという作品は過去にも多数ありましたが、パーツ分けをしながらアナログイラストを仕上げていくという作品は初めて見ました。 Live2Dの活用方法として今後もこういった利用が増えてほしいです。

【学生賞(高校生以下の部):1名】
学生(高校生以下)に該当するクリエイターの手によってつくられた優秀作品
『カスタマイズできるLive2Dモデル』みり

審査員コメント
カスタマイズができるLive2Dモデルは多く存在しますが、カスタマイズ用のパラメータが58個と非常に豊富な点や、用意されたカスタマイズ要素によって外見が大きく変化する点に非常に強いチャレンジ精神を感じました。 これからの発展が楽しみです。

【フューチャー賞:2名】
表現や技術としての将来性や、目新しさを感じさせる作品
『「Live2D」×「3DCG/実写」表現の模索』北嶋一樹_Kitajima Kazuki

審査員コメント
Live2Dと3Dを組み合わせることによって表現の幅が広がるだけでなく、これまでどちらかで難しかった表現を補い合えるのではと期待とワクワク感を覚えました。

『デジタルシャドーボックス』chiepomme & じっぽ

審査員コメント
「Live2Dの新しい表現」にはモデルデータ上のギミックだけでなく、そのモデルをどこにどのように表示させるのかも含まれると考えています。 Live2Dを体験する方法として、今後の活用にも期待が持てそうですね。

ファイナリスト他、コンテストの詳細は特設Webサイトにて。
https://live2dawards.com/2022/