株式会社東北新社が、株式会社電通クリエーティブXヒビノ株式会社と進める共同プロジェクト「メタバース プロダクション」は、プロジェクトの基盤インフラとなる大型LED常設スタジオ「studio PX ZERO」および「studio PX HIBINO」を1月14日よりオープンする。また、株式会社電通クリエーティブキューブを新たにパートナーに迎え、今後は4社体制で「メタバース プロダクション」を推進していく。

■「メタバース プロダクション」とは

「メタバース プロダクション」では、インカメラVFXを用いたバーチャルプロダクション技術を駆使することで、東北新社と電通クリエーティブXにおける従来型の映像制作ワークフローと比較し「スタジオ撮影時の廃棄資材を最大90%削減」、「ロケーション撮影時の参加人員を最大90%削減」などを目指すPXサービス(Production Transformation:映像制作トランスフォーメーションを意味する造語)を2022年から提供していく。

「studio PX」は、メタバース プロダクションによる大型LED常設スタジオの総称で、通常のバーチャルプロダクション撮影を目的とする使用をはじめ、メタバース プロダクションが開発・提供を予定しているPXサービスの提供基盤となるスタジオ。

FACTORY(旧横浜スーパー・ファクトリー)鶴見スタジオ内に1月14日から3月31日までの期間限定で開設する大型LED常設スタジオを「studio PX ZERO」、ヒビノ日の出ビル内にあるインカメラVFXスタジオHibino VFX Studioを「studio PX HIBINO」とし、1月14日より2ヵ所で「studio PX」をオープンする。

■「studio PX ZERO」、「studio PX HIBINO」の主な仕様

「studio PX ZERO」

住所:神奈川県横浜市鶴見区末広町1-11 FACTORY(旧横浜スーパー・ファクトリー)鶴見スタジオ内
利用可能期間:2022年1月14日(金)~ 3月31日(木)
スタジオ仕様:
 面積 253坪 / 836平米(43.2m×17m) 高さ:7m(キャットウォーク下)
 電気容量 490Kw(200V)、60Kw (100V)
LEDディスプレイ・システム(※LED増設、カスタマイズ可):
 背景エリア 超高精細1.56mmピッチROE Visual「Ruby 1.5F」、全幅12m×高さ4.5m、W7,680×H2,880pixel
 環境照明(天井):高輝度5.77mmピッチROE Visual「Carbon5」、幅7.2m×奥行4.8m
 環境照明(側面):高輝度5.77mmピッチROE Visual「Carbon5」、幅1.8m×高さ3.6m×2式
 4K LEDプロセッサー:Brompton「Tessera SX40」
インカメラVFXシステム:
 メディアサーバー disguise「vx4」
 レンダリング専用サーバー disguise「rxII」(Cluster Rendering採用)
 カメラトラッキング・システム stYpe「RedSpy」

「studio PX HIBINO」
住所:東京都港区海岸2-7-70 ヒビノ日の出ビル
利用可能期間:常設(2022年1月14日(金)より)
スタジオ仕様:面積 184平米(18.8m×9.8m) 有効高 約5m
LEDディスプレイ・システム:
 背景エリア 超高精細1.56mmピッチROE Visual「Ruby 1.5F」、全幅12m×高さ4.5m、W7,680×H2,880pixel
 環境照明(天井) 高輝度5.77mmピッチROE Visual「Carbon5」、幅6m×奥行3.6m
 環境照明(側面) 高輝度5.77mmピッチROE Visual「Carbon5」、幅1.8m×高さ3.6m×2式
 4K LEDプロセッサー Brompton「Tessera SX40」
インカメラVFXシステム:
 メディアサーバー disguise「vx4」
 レンダリング専用サーバー 「disguise「rxII」(Cluster Rendering採用)
 カメラトラッキング・システムstYpe「RedSpy」