>   >  デジタルアーティストが肌身で感じたDMM VR THEATERの可能性〜「HOLOGRAPHIC VR CONTEST 2016」開催記念<1>
デジタルアーティストが肌身で感じたDMM VR THEATERの可能性〜「HOLOGRAPHIC VR CONTEST 2016」開催記念<1>

デジタルアーティストが肌身で感じたDMM VR THEATERの可能性〜「HOLOGRAPHIC VR CONTEST 2016」開催記念<1>

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DMM.futureworksが運営する世界初の3DCG常設ホログラフィック劇場「DMM VR THEATER」の特性を活かした映像コンテスト「HOROGRAPHIC VR CONTEST 2016」が開催される。開催に先立ち、月刊CGWORLDの連載「Houdini Cook Book」などでお馴染みのトランジスタ・スタジオの秋元純一氏と、平井豊和氏に施設を見学してもらい、デジタルアーティスト視点からDMM VR THEATERの魅力や可能性を聞いてみた。

INTERVIEW_小野憲史 / Kenji Ono
PHOTO_蟹 由香 / Yuka Kani



▶HOLOGRAPHIC VR CONTESTへのエントリーはこちらから︎

※エントリーを行うとDMM VR THEATERの実寸劇場データ(FBX形式 ※サンプル画像はこちら)や作品制作のポイントなどの資料を後日送ります

<1>現実と虚構の境界を取り払う圧倒的な「超」映像体験

「これ、本当に3DCGなんですか? あまりにリアルな映像で、脳汁がしみ出てきますね」。

「本物の着ぐるみヒーローショウかと思いました」。

上に紹介したのは、横浜にあるDMM VR THEATERを初めて訪れたというトランジスタ・スタジオの秋元純一氏と平井豊和氏がその映像を観たときの第一声だ。
両氏が目にしたのは、7月31日(日)まで上映中の【ふなっしーじー舞台】『レジェンドオブふなっしー』(以下、『ふなっしーVR』)をはじめとする、これまでに本施設で上映された作品群であった。

【ふなっしーじー舞台】『レジェンドオブふなっしー』ティザームービー

『ふなっしーVR』では、舞台上には非常に実在感のある"ふなっしー"たちが登場し、様々なアクションを披露。まるで舞台劇のような世界が繰り広げられていた。
もっとも実際の舞台劇と異なり、地面から敵キャラクターがニョキニョキと出現したり、剣と剣がぶつかって火花が飛んだり、エフェクトと共に消滅するといった、3DCGならではの演出も随所に凝らされている。そのほかにもレースゲームのように、ふなっしーが乗る機体が画面奥に向かって、猛スピードで洞窟の中を進んでいくシーンも印象的だった。

デジタルアーティストが肌身で感じたDMM VR THEATERの可能性〜「HOLOGRAPHIC VR CONTEST 2016」開催記念<1>

真剣な眼差しで観賞する秋元氏と平井氏

ステージの左右には大型スクリーンが設置され、シチュエーションに応じてキャラクターのビジュアルCGなどを表示。そしてシアターの名にふさわしく、豊かな色再現性を有するLED照明や、レーザー光線、フォグといった舞台演出機材を組み合わせた多彩な演出もみられた。9.1chの大迫力サラウンド音声も相まって、舞台演劇でもない、フルCG映画でもない、まったく新しい映像体験が繰り広げられていた次第だ。

デジタルアーティストが肌身で感じたDMM VR THEATERの可能性〜「HOLOGRAPHIC VR CONTEST 2016」開催記念<1>

【ふなっしーじー舞台】『レジェンドオブふなっしー』より。この写真からもふなっしーが実際に壇上に立っているかのような実在感が伝わってくる

© DMM.futureworks Co., Ltd. All Rights Reserved.


DMM VR THEATERの原理は、1862年にイギリスの王立科学技術会館で初めて展示された『ペッパーズ・ゴースト』にさかのぼる。板ガラスと特殊な照明技術の組み合わせで、空中に幽霊を表示させたり、消したりするというものだ。ディズニーパークの『ホーンデッドマンション』や『ファントム・マナー』でも、この技術が使われている。

DMM VR THEATERは様々な最新テクノロジーを組み合わせることによって、これを進化させたものだ。ポイントはステージ前方に斜めに設置された透過ボード。これがハーフミラーの機能をはたし、床面のLEDビジョンから投影された"ふなっしー"たちを反射させている。ステージ奥には別のスクリーンが設置され、シースルー投影で映像が重ね合わされることで、立体的に見えるという仕組みだ。

デジタルアーティストが肌身で感じたDMM VR THEATERの可能性〜「HOLOGRAPHIC VR CONTEST 2016」開催記念<1>

DMM VR THEATERの外観

LEDビジョンには1.9ミリピッチという、世界最狭クラスの製品が使用されている。フルHD(2K)映像に加えて、最大4K(4,800×1,440ピクセル)映像出力にも対応しており、ピクセルが気になることはない。透過ボードに表示された映像に対して陰影を同期させることで、絶妙な立体感を醸し出す仕組みだ。

DMM VR THEATER オープニング記者発表会 プレゼンテーション

そんなDMM VR THEATERのこけらおとし公演は、2015年10月23日から同年12月24日(土)まで催された『hide crystal project presents RADIOSITY 』である。1998年に急逝した人気ロックシンガーのhideが、ステージ上を活き活きと飛び跳ねながら、玩具箱をひっくり返したようなライブを行う姿からは、目の前にhideが存在してるかと錯覚するほどの躍動感が感じられた。

hide『ピンク スパイダー』ホログラフィックライブ

トランジスタ・スタジオの両氏をエスコートしてくれた、DMM VR THEATERを運営するDMM.futureworksの江崎喜考氏(企画営業部)は、「透過ボードに表示されたキャラクターや人物が、観客席から実寸サイズに見えるように、劇場全体が設計されています」と解説した。
秋元氏も「これなら亡くなった名優、例えば『七人の侍』の三船敏郎さんが復活したり、時間を越えて共演するといったコンテンツも実現できそうですね」と語る。
もっとも、DMM VR THEATERの可能性は舞台劇にとどまらない。本年3月・4月に開催された音と映像のイベント『VRDG+H』はそのひとつだ。今後予定されているホログラフィックVJイベントでは、ステージ上でVJがリアルタイムCG映像を操作しつつ、様々なパフォーマンスを披露するなども予定されている。

VRDG+H #2 Digest Movie
『VRDG+H』第3回公演が2016年8月11日(木・祝)に予定されている


「実際、『ふなっしーVR』のようにキャラクターが演技するようなコンテンツは、モーションなどをしっかり作り込む必要があり、コンテスト応募などを考えると現実的ではないかもしれません。それよりも、クラゲのように空中を浮遊するようなキャラクターが多数、登場する方が向いているかもしれませんね」とは、秋元氏の見解。

▶次ページ:
<2>トランジスタ・スタジオがDMM VR THEATER作品を手がけるとしたら?

Info.

  • デジタルアーティストが肌身で感じたDMM VR THEATERの可能性〜「HOLOGRAPHIC VR CONTEST 2016」開催記念<1>
  • 「HOLOGRAPHIC VR CONTEST 2016」エントリー受付開始!
    主催:DMM.futureworks
    共催:CGWORLD
    <各賞と賞金>
    グランプリ 50万円(1作品)
    準グランプリ 10万円(1作品)
    特別賞 CGWORLD定期購読1年分(2作品)
    <審査員> ※敬称略
    鈴木おさむ(放送作家)
    白A(次世代型エンタテイメント集団)
    福原慶匡(DMM.futureworks執行役員プロデューサー)
    沼倉有人(CGWORLD編集長)
    <審査基準>
    ・誰でも楽しめる芸術性やエンターテインメント性があるか
    ・VR THEATERの特徴を活かした表現ができているか
    ・3DCGなどの技術を駆使して立体的な映像になっているか
    提出物:Holographic VRを活用した映像作品
    エントリー締切:2016年9月9日(金)

    「HOLOGRAPHIC VR CONTEST」特設サイト

Profileプロフィール

トランジスタ・スタジオ/Transistor Studio<br />秋元純一/Junichi Akimoto、平井豊和/Toyokazu Hirai

トランジスタ・スタジオ/Transistor Studio
秋元純一/Junichi Akimoto、平井豊和/Toyokazu Hirai

右から、秋元純一(VFXスーパーバイザー、取締役)、平井豊和(テクニカルアーティスト)。以上、トランジスタ・スタジオ

HOLOGRAPHIC VR CONTEST 2016

HOLOGRAPHIC VR CONTEST 2016

世界初のホログラフィック劇場で開催する世界初のホログラフィックコンテスト。
グランプリは賞金50万円。エントリーは9月9日(金)まで。

http://hvc2016.com/

スペシャルインタビュー