>   >  RazerのQuadro RTX 5000搭載ノートPCをJuice.Tokyoが検証! デジタル体験プログラム『The Heart of ZIPANGU(ザ ハート オブ ジパング)』で初のUE4大規模案件に挑戦
RazerのQuadro RTX 5000搭載ノートPCをJuice.Tokyoが検証! デジタル体験プログラム『The Heart of ZIPANGU(ザ ハート オブ ジパング)』で初のUE4大規模案件に挑戦

RazerのQuadro RTX 5000搭載ノートPCをJuice.Tokyoが検証! デジタル体験プログラム『The Heart of ZIPANGU(ザ ハート オブ ジパング)』で初のUE4大規模案件に挑戦

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ゲーミングデバイスメーカーとして知られるRazerが新たにクリエイター向けノートPCを打ち出した。今回はJuice.Tokyoが新たに手がけた3DCGを活用したプロジェクションやMRによる空間表現などの最新技術が詰まったプロジェクト『The Heart of ZIPANGU(ザ ハート オブ ジパング)』の制作にRazer Bladeシリーズより、より、「Razer Blade 15 Studio Edition」を導入。映像制作と現地でのプレビューや調整を短いスパンで繰り返す、リアルタイム3DCGを活用したスピード感のある制作を支えた本機の実力を、本プロジェクトの映像制作をリードしたJuice.Tokyoの3名に聞いた。

TEXT _神山大輝(NINE GATE STUDIO


ハイパワーGPUで
120GB以上のUEデータもスムーズに

デジタルアートや没入型演出をはじめ、MRなどの最新技術を活用したデジタル体験型商業施設「羽田出島 | DEJIMA by 1→10」が、羽田空港に隣接した大規模複合施設「羽田イノベーションシティ」内に2020年9月19日(土)、オープンした。その施設内にて展開される日本の伝統とテクノロジーを融合させたデジタル体験プログラムであるThe Heart of ZIPANGU(ザ ハート オブ ジパング)において3DCG制作を担当したのが、ポーランドのブロツワフとワルシャワにオフィスを構えるワールドワイドな3DCGスタジオであるJuice.Tokyoだ。同社は2015年に設立された東京拠点で、国内案件のハブとなるほか、ポスプロ全般のサポートが可能な設備を備えている。

本プロジェクトは、全7部屋を使った空間で、最大で8.4m×6.2mの壁面を含む4面プロジェクションマッピングをはじめ、MR技術 、アクロバティックなパフォーマンス、至近距離で展開する殺陣、心揺さぶる音楽などを用い、仮想と現実が入り混じる世界を体験できる演目である。今回Juice.tokyoが手がけた映像は約69分におよび、‟もうひとつの日本ZIPANG"といったテーマで日本独自の美しさと新しい未来を描く内容になっている。

これまで数々のハイエンドなプリレンダーの映像作品を手がけてきた同社にとって、本作はUnreal Engine 4(以下、UE4)を用いた初の大規模作品だ。実質の制作期間がわずか4ケ月と非常にスピード感のある開発スパンだったことから、プリレンダーではなくUE4によるリアルタイム3DCGを採用したそう。「従来はプリレンダーで制作したものをコンポジット作業後に現地で確認するというワークフローでしたが、今回は期間が短かったこともあり、背景ヌケなどの細かな修正をすぐにアジャストする目的でリアルタイム3DCGが必須でした」(RafalGosieniecki/ラファル・ゴシェニェツキ氏)。プロジェクション用の映像は、どういった制作手法を取るにせよ最終的には現地での微調整が必須となる。

  • RafalGosieniecki/ラファル・ゴシェニェツキ氏
    Juice.Tokyo
    Art Director/Concept Artist

同社は本作の制作においてRazerのノートPC、Razer Blade 15 Studio Editionを導入した。すでにゲーミングPC業界では確固たる地位を築いたRazerだが、本機はIntel Core-i7 8コア、メモリ64GB、Quadro RTX 5000搭載と、ハイエンドな3DCGクリエイターに向けたノートPCである。

  • モデル
  • Razer Blade 15
    Studio Edition
  • CPU
  • Intel Core i 7
    8コア
  • GPU
  • Quadro RTX 5000
  • メモリ
  • 32GB以上
    (64GBまでアップグレード可能)

本機がJuice.Tokyoで活用され始めたのは、プロジェクト開始から2ケ月ほどが経過したころ、アセット制作と現地での調整が同時並行で行われているタイミングだった。「開発中期からプロジェクトデータが肥大化し、最終的にはキャッシュを含めて120GBほどにまで膨れ上がりました。既存のPC(※1)ではシーン展開に時間が掛かってしまい、スケジュールを含めて非常にヘヴィな状況になっていました」(Michal Dwojak - Hara/ミハウ・ドヴォヤック氏)。 (※1)既存デスクトップPCのスペック=CPU:Intel corei7 -7200、GPU:Geforce 2080 Ti、メモリ:64GB

  • Michal Dwojak - Hara/ミハウ・ドヴォヤック氏
    Juice.Tokyo
    Partner/Executive Producer

これだけの広い空間をUE4上でシミュレートした作業は同社としても初の試みだったため、特にライティング作業時の処理負荷が大きく、既存PCではプレビュー自体が困難になっていた。導入された本機はQuadro RTX 5000搭載のため、描画を原則GPUベースで行うUE4上の作業が非常にスムーズになったという。「従来のPCでは重くて動かなかったシーンも難なく動かすことができました。このPCがなければプロジェクトファイルを開くことすらできなかったかもしれません」(ラファル氏)。

スタジオの環境をそのまま現地へ

特筆すべきは、非常に高いパフォーマンスを誇る本機がノートPCであるという点だ。 本プロジェクトではシーンをリアルタイムで確認しながらオブジェクトの移動などの調整を行うことで、実制作と現地での調整をシームレスにつなぎ効率化を図っていた。本機を使用することで実制作を行うPCと、現地で実際にプロジェクションした映像を確認しながら微調整をするPCが同一になる。つまり「スタジオでも現地でも同じ環境で作業ができる」ことの恩恵は大きく、短いスパンで制作と調整を繰り返すことが可能となっていた。「ライティングの調整などを机の上でパッと作業でき、 現地の環境下ですぐにイメージが確認できるというのがすごく助かりました」(山下茉由氏)。

また、重さも2.21kgほどと便利に持ち運びできる。「僕は普段Macを使っているのですが、Razerはデザインもスマートだし、キータッチも近い気がしてすごく気に入りました。アートディレクターという立場だと、PhotoShopやMayaなど、とにかく複数のツールを立ち上げてチェックをしていかないといけないので、普段使う端末のスペックは本当に重要です。今すぐにでもこれを持って帰りたい気分ですね!」(ラファル氏)。

Juice.Tokyoとしては今後もリアルタイム3DCGの活用を続けて行く方針とのこと。UE4では同社がこれまで得意としてきたシミュレーションなどのハイエンドなVFXにはまだ課題が残る反面、2020年5月に発表されたUnreal Engine 5への期待感は高く、ポーランド側ではすでにリアルタイム3DCGチームも発足しているという。 時代とともに移り変わるワークフローを力強く支えるPCとして、場所を問わず活躍できるRazer Blade 15 Studio editionへの期待は大きい。

問い合わせ先

Razer Inc.
contact-japan@razer.com

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Juice.Tokyo

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