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世界中の子どもたちへプレゼントを!<br/>オリジナルアニメーションで世界を狙うダンデライオンアニメーション

世界中の子どもたちへプレゼントを!
オリジナルアニメーションで世界を狙うダンデライオンアニメーション

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2017年、創立10周年を迎えたダンデライオンアニメーションスタジオの展開が注目を集めている。これまでに劇場長編・TVシリーズアニメを中心に様々なジャンル・テイストの作品を手がけてきた同社だが、近年では世界最大手のドローンメーカー・DJI社と組んだアニメシリーズ『ROBOMASTERS THE ANIMATED SERIES』の制作や、音楽教育事業を展開する上海のBEST FRIEND MUSIC社や最大手の傘メーカーの天堂傘社むけにオリジナルキャラクター制作を手がけるなど、積極的な海外進出や異業種との連携、ライセンス・ブランディング事業展開をにらんだ新規IP開発を進めている。
"海外進出"や"オリジナル作品の実現"を目標に掲げながら、なかなか実現できるプロダクションが少ない中で、同社のこうした動きは非常に珍しいものだといえるだろう。
「国内の製造業のこれまでの経緯と近いものを感じますが、アニメーションスタジオにおいても今まで通りの仕事をしっかりこなすだけでは維持や成長は難しいと考えていました。オリジナル作品開発や海外展開は自分達にとって必然的な流れと感じています」と語る同社代表の西川和宏氏に世界展開やオリジナル作品制作について経緯、今後の目標についてお話を伺った。

▲ダンデライオンアニメーションスタジオ実績一部。ジャンル・作風を問わず様々な作品を手がけてきた。

【左】TVシリーズアニメ『不機嫌なモノノケ庵』
©ワザワキリ/スクウェアエニックス・「不機嫌なモノノケ庵」製作委員会
【中】TVシリーズアニメ『ツキウタ。 THE ANIMATION』
©TSUKIANI.
【右】オリジナル作品『リトルワンダーズ』
©DANDELION ANIMATION STUDIO LLC

▲『ROBOMASTERS:THE ANIMATED SERIES』 ©RoboMasters
ドローンメーカーDJI社と制作中のオリジナルアニメーションシリーズ。工学系学生がロボット開発に没頭する青春ドラマだ。2017年夏よりアジア各国でで配信予定

子供から大人まで誰もが共感できる
オリジナル作品を世界に発信していく

東京・大泉学園の、のどかな一角にある新築ビルにダンデライオンアニメーションLLCが移転してきたのは創業10周年を半年後に控えた2016年10月のことだった。
2007年に5名で始めた小さなスタジオは、確かな技術力と高い演出力から堅調に成長。第2,第3とスタジオ増設を重ね、スタッフも70名以上抱える規模になった。「今回の移転で、分散した制作拠点を1箇所に集約することができました。アセット・開発、アニメーション、ショット、演出・作画など各ユニットごとに同じフロアに配置しています。これによって各ユニット(各々15~20名)、知識や情報の共有がスムーズになり、より高品質で効率的なアニメーション制作が実現できればと考えています」と西川氏は移転の意図について語る。

  • 西川和宏氏
    (代表)

上記プロダクション業務を手がけるチームの他に、社内にはさらにプロデューサー、プロジェクトマネジャー、ライセンス・海外事業スタッフなどが控えている。現在、これらのスタッフが中心となり、アニメーションの受託制作だけではなくオリジナルIPの創出・ライセンス事業など新たな展開に力を入れている。冒頭で紹介した通り、現在、多数のオリジナル案件が動いている同社だが、軌道に乗り始めたのはこの数年だという。
「ご存知のように日本のアニメーション市場においてはマンガを原作とした作品が中心です。そのため、オリジナル作品を企画しても市場規模や認知度・回収計画の問題から、なかなか主力事業に育てるのが難しい状況が続いていました。しかし、それが3年前くらいから、世界規模の動画配信の盛り上がりとともに、アジア、ヨーロッパの企業を中心に、これまでに無い新たなIPに対する需要が生まれてきているのを感じました。しかも私たちが得意としている"子供・ファミリー向け"分野で確実に存在することに気付いたのです」とその市場変化について語る。

▲オフィス写真
※写真提供:ダンデライオンアニメーションスタジオ

"世界の子供たちにプレゼントを"というコンセプトを掲げ、エッジが立った作品というよりも「万国共通のコメディ的な面白さ」や「子供から大人まで誰もが共感できる」ような"普遍性""共感性"に重きを置いたストーリーや映像表現を志向する同社。「我々が目指すのは細かく設定を説明せずとも腑に落ちて面白いと思える見せ方、伝わり方に重きをおいた作品づくりです。こうした得意な作り方で、個性を出そうとすると、映像だけではなく世界観やストーリーひっくるめて考えていくことになり、そうすると、自然とオリジナル作品になってしまう」のだそうだ。
国内市場の子供向け分野ではなかなか活路が見いだせなかった同社だが、何度も国際的な展示会や商談でPRを続けることで、子供・ファミリー向けのIPを求める中国・ヨーロッパのニーズを見つけることができたという。こうした我慢強いPR活動の先に、ファミリー向けの企画として結実したのが、冒頭でも紹介したドローンを中心としたロボット競技アニメの『ROBOMASTERS THE ANIMATED SERIES』(同作は日本国内でも展開予定)である。

上記の作品に加え、現在、「あるスポーツ」をテーマにした作品を海外プロダクションとの共同企画で進めているという。「高校生の女性が主人公の物語で、あるスポーツを通じて、どう成長・突破していくかがテーマの作品です。これまでは日本で作ったものをどう輸出するかが基本姿勢でしたが、この作品はあるひとつの世界観やテーマを元に各国がお互いに得意な作り方で、個別の文化事情に合わせた作品を作っていくことが面白いのではないかと考えています。日本人の子がスポーツをするきっかけは部活だったりしますが、中国は幼少時の選抜と専門的なトレーニング、ヨーロッパは身近なクラブなど、同じスポーツでも国によってその距離感や形が違うのでバリエーションが出すことが可能です。」とアニメーションの国際展開について新たな可能性についても示唆をした。
なお、現在同社では世界展開・オリジナル作品を本格化させるために人材を募集中だ。 「共感を呼ぶ作品はどういう"価値観"で作るかが大事だと思います。これから映画やシリーズ作品が増えていく中、長い尺でストーリーを伝えられる人材を求めてます。各シーンで何を表現すべきか、演出家的な思考で捉えられるスタッフと一緒に作品づくりをしていきたいです」(西川氏)と語る。国内市場にとらわれない新たな企画を志向するアーティストには絶好のプロダクションと言えるだろう。


以下では、同社で働くスタッフの仕事内容を紹介していこう。

Creator 01
親子で見て楽しんでもらえるような作品を目指し
作画アニメーターからCGアニメーターに転身

  • 齋藤龍一(キャラクターデザイナー・
    リードアニメーター)
  • 僕は10年ほど作画のアニメーターを経験した後、4年前にダンデライオンに入社しました。転職したきっかけは純粋に「動かす面白さ」だけを求めるようになり、手書きにこだわる必要がなくなったことが大きいです。もともと児童向けの作品を作りたかったこともあり、社風が自分に合っていると感じています。子供向けの作品はキャラクターがディフォルメされているものが多く、大胆な誇張表現ができるのが魅力。当初はCGに固さや冷たさを感じていましたが、イマジネーションを膨らませて表現するという点では作画もCGも同じ。3DCGになると正確な立体として出力されるので、そこでいかに作画の経験を活かしたケレン味のある画作りやアニメーションを作れるかが今の課題です。

BEST FRIEND MUSIC社のキャラクター「ドド・シシ」については、キャラクターデザイン(作画)からアニメーション制作まで関わることができ、良い経験になりました。配信媒体が増えたことで幅広い層に観てもらえる機会が増えたので、今後は親子で一緒に見て楽しみ、会話が生まれるような、そんな作品作りができたらと思います。


▲齋藤氏がキャラクターデザインを手がけた中国のBEST FRIEND MUSIC社の運営する音楽教室のオリジナルキャラクター、ドド(男の子)とシシ(女の子)。【左】はキャラクターデザイン変遷【右】は完成画だ。原型となるキャラクター(01)からリニューアル画を提示し(02)、そこからクライアント側の要求を採り入れていった(01~03)。躍動感ある絵柄に作画アニメーターとしての経験が生きている(04,05)。アニメーションPVも実写合成で作成し、企画から1年ほどかけた仕事だという。「グッズ展開も考えているとお聞きしたので、楽器や楽譜の記号も参考に味付けしていきました。文化の差はありますが、互いに妥協ではなく納得できるデザインを見つけようとやりとりを繰り返しました」(齋藤)


Creator 02
キャラクターに愛情を注ぐように
細部にわたりこだわった造形を目指す
‐金谷翔子(リードモデラー)‐

  • 以前所属していた会社ではゼネラリスト的なスキルを求められ、セットアップからアニメーション、コンポジットまで幅広く経験しました。得意なモデリングに絞ったスキルアップを考えて、4年前にダンデライオンに転職しました。自分自身も慣れ親しんだ、子供から大人まで幅広く親しめる作品を作りたかったことも、ダンデライオンを選んだ大きな理由のひとつです。
    リードモデラーとして参加した『不機嫌なモノノケ庵』や『ツキウタ。 THE ANIMATION』などは、対象のキャラクターに愛情を持つこと、それぞれのバックボーンなども含めて、まずは研究します。
  • 金谷翔子(リードモデラー)

細かい部分にもこだわってモデリングしたものが、様々なスタッフの手を渡って映像になり観てもらえる、ということはとてもやりがいを感じます。ダンデライオンは働きやすさ、という面でもとても良い環境です。男性と女性の比率に偏りもないですし、お子さんのいる方もたくさんいらっしゃいます。慰安旅行など豊富なレクリエーションや、スタッフ同士の意見交換の機会も多く、みんな仲が良いと思います。各ユニット主催の勉強会や、クロッキー会なども定期的に開催していて刺激的な職場です。現在は女子高生が主人公のオリジナル作品に参加しています。ルックの設計から参加しているので、今までの経験を活かせるように頑張っています。


▲『不機嫌なモノノケ庵』にて「モジャ」という妖怪のCGキャラクターデザインからモデリングを担当。「最大の特徴ともいえる、フワフワと触りたくなるような毛並みを表現することに苦労しました。通常の作画のキャラとも馴染むように、最終的にモデルは毛を一本一本モデリングし、それぞれの毛にグラデーションがかかっているような質感に仕上げました。」(金谷)

Creator 03
視聴者に「いまキャラクターがここにいる」
と感じていただけるような画作りをめざす
‐川口紗希(リードコンポジター)‐

  • 川口紗希(リードコンポジター)
  • わたしはCG業界に入って、今年で8年目になります。ダンデライオンへは尊敬する方を追いかける形で入社し、現在6年目です。以前所属していた会社は、人数が少なかったこともあり、なんでも自分で調べる必要がありました。ダンデライオンは経歴の長い方も多いので、相談ができる環境が整っていると思います。
    『ツキウタ。 THE ANIMATION』という作品には、リードコンポジッターとして参加しました。男性アイドルがステージで歌って踊るシーケンスを担当しているのですが、コンポジットチームとしては、キャラクターとの距離感を意識しました。観ている人が「いまキャラクターがここにいる」と感じられる空気を作ることがコンポジットの仕事だと考えています。

コンポジット作業は、工程上、3DCG作品の最終工程を担当します。それゆえに作業時間が限られてしまうことが多いのですが、最近では意識して初期工程から参加しています。テストにかけられる時間も増え、自分のコンポジット表現の幅が広がっていると感じます。
現在のお仕事では3DCG全体のディレクションを担当しています。はじめてのディレクションなので不安はありましたが、前作と同じく男性アイドルのステージという共通点もあり、これまでの経験を活かしながら、新しいことに取り組むことができて、充実した環境を実感しています。

▲「顔の前の手がどくタイミングに合わせて顔に綺麗に光が当たるようにするのに苦労しました。セルルックだときれいな影が出にくいので、ライティング素材を何種類も出して対応しました」(川口)

▲金谷氏のモデリングしたキャラクターに対して川口氏がコンポジットを手がけたもの。ダンデライオン内でのユニット連携が発揮された例。色味が向上し、輪郭線が細くなりキャラクターの愛らしさが増した

TEXT_日詰明嘉
PHOTO_弘田 充

求人情報

ダンデライオンアニメーションでは現在下記職種を募集中です。

▼募集職種
①ラインプロデューサー(LP)
②プロジェクトマネージャー(PM)
③アニメーター(CGまたはデジタル作画)
④コンポジター
⑤エフェクトアーティスト
⑥リグ・テクニカルアーティスト
⑦モデラー

▼職種内容
①ラインプロデューサー(LP)
各プロジェクトのマネージャーを俯瞰的にマネージメントします。
社内の作品や現場スタッフ全体を統括します。

②プロジェクトマネージャー(PM)
作品のスケジュール上の進行管理管理だけでなく、 プロジェクトのマネージメント全体を行います。

③アニメーター(CGまたはデジタル作画)
主に、キャラクターのアニメーション制作を行います。
リードアニメーターやアニメーションSVはその作品におけるアニメーションのディレクションを行います。
デジタル作画アニメーターもCGアニメーターと共同作業を行います。

④コンポジター
AEまたはNukeを使用した撮影・合成を行います。
フル3DCGスタイル、2Dアニメスタイルなど幅広く行うことができます。

⑤エフェクトアーティスト
主に、Houdiniを使用したエフェクト制作を行います。
より高度なエフェクトに特化しています。

⑥リグ・テクニカルアーティスト
キャラクターのリギングやパイプライン・ツール開発などを行います。

⑦モデラー
作品に応じたデザインのキャラクターまたは背景のモデリングを行います。

▼応募資格・歓迎条件
①ラインプロデューサー(LP)
アニメまたは映像業界で、実務経験3年以上の方優遇いたします。

②プロジェクトマネージャー(PM)
新卒可。
将来的にプロデューサーまたは演出を目指す方。

③アニメーター(CGまたはデジタル作画)
新卒可。
MAYAなどの3DCGソフトウェアが使用可能で、実務経験3年以上の方。
SVやリードは、基本的に5年以上の方。
デジタル作画の方は、動画または原画経験のある方優遇いたします。

④コンポジター
新卒可。
ただし、AEまたはNukeの使用スキル必須。

⑤エフェクトアーティスト
新卒可。
Houdiniの使用経験または使用していく意思のある方。

⑥リグ・テクニカルアーティスト
新卒可。
プログラミングの知識や経験のある方優遇いたします。

⑦モデラー
新卒可。
キャラクターか背景か(またはどちらも)、明記の上ご応募ください。

>>>>詳しくはJOBSをご覧ください。

Profileプロフィール

ダンデライオンアニメーションスタジオ/DandeLion Animation Studio,LLC

ダンデライオンアニメーションスタジオ/DandeLion Animation Studio,LLC

西川和宏(代表)、齋藤龍一(キャラクターデザイナー・リードアニメーター)、金谷翔子(リードモデラー)、川口紗希(リードコンポジター)

ダンデライオンアニメーションスタジオ

ダンデライオンアニメーションスタジオ

2007年4月設立。「世界中の子どもたちへプレゼントを」をコンセプトに、劇場用長編・配信シリーズを中心にCGアニメを制作するスタジオ。2017年に設立10周年を迎え、『ROBOMASTERS THE ANIMATED SERIES』をはじめとした海外展開を広げ、より万人に受け入れられるような作品制作を進める意図からコーポレートシンボルをシンプルなデザインへと変更した
http://www.dlas.jp/

スペシャルインタビュー