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『ポケットモンスター』シリーズの生みの親であり、シリーズの開発を続けるゲームフリーク。同社はまた、ゲーム好きが集まって起ち上げた、インディゲームの第1世代でもある。さらなる飛躍をめざして体制強化中という同社に求める人材像を聞いた。
■求人情報
ゲームフリークでは現在下記職種を募集中です。
①テクニカルアーティスト
②UIデザイナー
③マップモデラー
④エフェクトデザイナー
⑤キャラクターモデラー
⑥プログラマー(研究開発) ※特にモーションに造詣の深い方
⑦プログラマー(コンシューマゲーム開発) ※特に通信機能に造詣の深い方
詳しくはwww.gamefreak.co.jp/recruitをご覧ください。
今もなお挑戦を続けるゲーム業界の伝説的存在
ゲーム業界は様々な伝説で彩られている。一介のゲーム好きが集まって設立されたゲームフリークもそのひとつだ。開発に6年かかった『ポケットモンスター 赤・緑』は、1996年にリリースされると過去の常識をくつがえす大ヒットを記録した。以降現在に至るまで、シリーズの開発を一貫して続けると共に、派生作品の監修なども手がけている。開発本部でアートディレクターを務める海野隆雄氏は「『ポケットモンスター』は開発2部が担当しているんですが、開発1部のミッションは新たなヒット作をつくること。会社として、常に新しい挑戦を続けることを意味しています」と力強く語る。
同社は日本最大級のインディゲームイベント「A 5th of BitSummit」にも出展。PC向けオリジナルゲーム『GIGA WRECKER』などをデモし、高い存在感を示した。実際、急速な技術進化を背景に、ゲームの定義は拡大を続けている。グラフィックスひとつとってもハイエンドのPCゲームからローエンドの携帯ゲーム機まで様々で、VRやMRといった新領域も登場。今後もめまぐるしい変化が予測される。こうした状況へ的確に対応するため、同社では昨年より研究開発部を発足させ、3DCGの技術を蓄積中だ。未来のゲームづくりのため、技術と情熱を併せ持つゲームクリエイターを募集中だという。『ポケットモンスター サン・ムーン』(以下、『サン・ムーン』)で内製ゲームエンジンを開発したプログラマーの石黒真照氏は、大手パブリッシャーからの中途入社組だ。ゲームエンジンの内製化で10%の性能向上を実現し、開発効率の向上にも貢献した。「ニンテンドー3DSの性能をフルに引き出すつくり方ができました」(石黒氏)。
テクニカルアーティストの川野健太氏は、転職してくるまでポケモンが3DCG化されていたことすら知らなかったという。モーションデザイナー出身で、現在はMayaの技術的なサポートを中心に、デフォルトの機能ではまかないきれないリグまわりの処理などを担っている。「大手なら分業化が進んでいても、ポケモンが3DCG化されて間がない状況であれば土台から参加できるのではないか」と考えて移籍してきた。今では欠かせない戦力のひとりだ。同じくテクニカルアーティストの山本裕輝氏は、コンシューマゲーム開発に携わりたいと関西から上京してきた。キャラクターモデラー出身で、現在は各々のポケモンに必要な専用シェーダの作成をはじめとした画づくりについての様々な工夫を行なっている。「『サン・ムーン』ではバトルに初めてトレーナーが登場することになり、それに堪えられるような人物向けのシェーダを作成しました」(山本氏)。今後も内製エンジンの機能拡張を含めて、より良い表現に努めたいという。
海野氏は同社ならではの特徴として、ポケモンから社内アイデアコンペのギアプロジェクトまで、様々な規模のゲーム開発に携わることができる点を挙げた。その中で研究開発部は全社的なものづくりの土台となる、未来のゲームフリークを支えるポジションだ。そのためポケモンに限らず、ものづくり全般が好きな人に応募してもらいたいという。それだけのやりがいや、ものづくりに集中できるだけの環境は提供するというわけだ。評価システムにおいても半期に一度の"多面評価"が採用されている。それが機能するのも開発ラインを絞り込み、職種を超えたものづくりを行なっているからで、古き良きゲーム会社のイメージだ。その一方でフレックスタイム制の導入や産休・育休制度、社内のサークル活動支援など、働きやすい環境も整備されている。「寝袋ははるか昔に捨てました」と語る海野氏だが、同社のDNAであるゲーム開発の良い意味での泥臭さは、いまだ健在と感じられた。
※当インタビューの一ヶ月後、E3 2017にて、米国任天堂のプレゼンテーション映像「Nintendo Spotlight: E3 2017」内で、Nintendo Switch向けに『ポケットモンスター』シリーズの開発が行われることが発表された。新ハードでの開発に興味を持つクリエイターにとっても挑戦しがいのある環境だ。
ポケモンシリーズ開発がもたらすもの
最新作『サン・ムーン』の販売本数が全世界で1,544万本を記録するなど(出典:任天堂2017年3月期決算資料)、ゲームフリークでは文字通り、世界中のユーザーに向けたゲームづくりが行われている。対応言語も『ポケットモンスター X・Y』(以下、『X・Y』)の7言語に、中国語(繁体字・簡体字)を追加。『X・Y』から世界同時発売も実現した。また、シリーズの開発は桁違いに大きい物量との戦いでもある。そのため、「発生頻度がわずかなバグでも販売本数が多いため大きな問題になりかねません」と海野氏は言う。「どこにも負けない美しい画を安全に出すことが目標ですね」(石黒氏)。「予算や規模が限られたプロジェクトが多い中、じっくり腰を据えて開発に取り組める点が魅力です」(川野氏)。「データ制作やデバッグなど、あらゆる点で効率化が常に意識されています」(山本氏)。こうした唯一無二の経験ができる点が、開発者としての魅力だという。
ギアプロジェクト制度
同社のオリジナルゲーム開発の苗床になるのが、不定期に行われるアイデアコンペのギアプロジェクト制度だ。役職・年齢・経験にかかわらず、誰でも参加が可能で、社員が自らチームを組んで企画を提出する。参加チームは一定期間プロトタイプの制作を行い、社内審査を経てプロジェクトとして承認されると開発スタートだ。ギアプロジェクト制度がきっかけで発売されたタイトルは『GIGA WRECKER』など4タイトルで、中でも競馬とソリティアを組み合わせた『ソリティ馬』は、日本ゲーム大賞の特別賞を受賞するなど、高い評価を得た。本制度は2010年からスタートし、社員のモチベーションアップにも大きく貢献しているという。「社名の由来通り"ゲームフリーク"が集まっておりクリエイティビティが高いスタッフが多いので、毎回いろいろなアイデアが集まります。これからも続けていきたいですね」(海野氏)。
TEXT_小野憲史
PHOTO_大沼洋平
■求人情報
ゲームフリークでは現在下記職種を募集中です。①テクニカルアーティスト
②UIデザイナー
③マップモデラー
④エフェクトデザイナー
⑤キャラクターモデラー
⑥プログラマー(研究開発) ※特にモーションに造詣の深い方
⑦プログラマー(コンシューマゲーム開発) ※特に通信機能に造詣の深い方
詳しくはwww.gamefreak.co.jp/recruitをご覧ください。
◆雇用形態
正社員
◆待遇
<給与>年収450~750万円程度。能力・経験・現年収を考慮して決定
<賞与>原則年2回(夏季・冬季) ※別途業績次第で決算賞与の支給あり
<昇給>定期昇給年1回、レイヤー(職階)見直し年2回
<諸手当>交通費全額支給、マネジメント手当
<勤務時間>11:00~20:00(試用期間中10:00~19:00) ※昼休憩1時間(13:00~15:00の間で1時間)。フレックスタイム制あり(コアタイム11:00~17:00)
<各種保険>完備
◆休日休暇
土・日曜日、祝祭日、夏期休暇、冬期休暇、プロジェクト完成リフレッシュ休暇、有給休暇、慶弔休暇など
詳しくはwww.gamefreak.co.jp/recruitをご覧ください。