>   >  残業時間を月平均20~25時間へ抑制インプットを増やしより良い作品づくりを目指すピコナ
残業時間を月平均20~25時間へ抑制<br />インプットを増やしより良い作品づくりを目指すピコナ

残業時間を月平均20~25時間へ抑制
インプットを増やしより良い作品づくりを目指すピコナ

[PR]

株式会社ピコナは2009年設立の3DCGプロダクションで、現在約15人のスタッフが所属している。『団地ともお』(2013~2015)、『モンスター・ハイ こわイケガールズ』(2014)のようなTVアニメシリーズや、遊技機用液晶映像を手がけることが多い。「TVアニメシリーズの新プロジェクトに加え、オリジナル企画のアニメ制作も予定しているので、ディレクター、モデラー、アニメーターを募集します」と語る代表取締役の吉田健氏と、取締役の水澤慎氏に話を伺った。

左上、右上:『Pico ~音を奏でる者~』©PICONA 
左下:『うっかりペネロペ』©うっかりペネロペ製作委員会 Broadcasting Co., Ltd.
右下:『がんばれ!ルルロロ』©BANDAI/ルルロロプロジェクト

残業を極力抑える施策が評価され「グッド・アクション2014」特別賞を受賞

2012~2014年にかけて、同社では残業を極力抑える施策を実施した。その結果、スタッフ1人あたりの残業時間が月平均20~25時間へと改善され、「グッド・アクション2014」特別賞(株式会社リクルートキャリアが実施)を受賞した。業務の効率化で総労働時間を大幅に削減し、スタッフのプライベートの充実を促進する取り組みが評価されたと吉田氏は語る。

「どんなに忙しいスタッフでも、最大60時間程度の残業に収まっています。残業が多かった頃は離職率も高く、CGの仕事自体を辞めてしまうスタッフまでいました。仕事を通して若いうちに経験やスキルを蓄えることも重要ですが、長時間労働が当たり前という慣習を押しつけてはいけないと思ったのです」。

staffs

2012~2015年にかけての、同社の残業時間の推移。当初はアニメ業界の平均である100時間を越える月もあったが、段階的に削減し、現在は20~25時間程度に収まっている

ここで、同社が実施している施策を3つ紹介しよう。
第1に、19時の終業時間になると、必ず終礼が実施される。全員が起立した後、その日起こったことを報告し、「お疲れ様でした」と声に出して労い合う。「お陰で業務時間にメリハリが生まれ、新人も帰りやすくなりました」と吉田氏は語る。

第2に、21時以降の残業は、残業チケット(1ヶ月あたり上限7枚)の使用が必須となっている。しかも残業チケットには、"使用理由を明確にする"というルールが課されている。「"何となく不安だから残業したい"といった申請はすべて却下します。"いつまでに、何を、どうやって終わらせるのか"それらが明確でなければ残業できない仕組みを作ったのです」(吉田氏)。この"進捗を明確にする"という方針は日常業務でも徹底されており、例えば吉田氏にチェックを依頼する場合には「明日の夕方」ではなく「明日の17時」といったように時間を明確にする必要がある。「スケジュールや時間を管理する感覚が徐々に備わってきて、段階的に残業時間が減っていきました」と水澤氏はふり返る。

第3は、ツールやアセットデータなどの活用だ。サイボウズやチャットワークなどのサービスを組み合わせ、スタッフ間のコミュニケーションや進捗管理が円滑に進むよう工夫している。また、モデルデータ、モーションデータの社内ライブラリを充実させ、それらの加工による効率的な制作も実現している。

staffs

同社では、上図のような「残業チケット制」を導入している。残業したいスタッフは、あらかじめ毎月付与されるチケット(1ヶ月あたり上限7枚)を消費しなければならない。しかも、残業の理由、やり方、効果などを吉田氏に説明することが求められる

スタッフがインプットできる時間や環境を提供したい

CG制作では積極的なアウトプットが求められるからこそ、スタッフがインプットできる時間や環境を提供したいと吉田氏は語る。「趣味の時間、自分の時間を充実させ、そこで培ったものを仕事に還元してほしい。それが当社ならではの財産になると信じています」。このようにインプットを重視する同社では、過去に「演劇メソッド」「デッサン」「カメラワーク」などのクリエイター研修や、リーダーシップ研修などを実施してきた。

staffs

同社が2013年に開催した社員向けの『演劇メソッド&ワークショップ』の様子。キャラクターに魅力的な動きを付けるため、クリエイターが演劇を基礎から学び、実際に役者となって演技を体験するというユニークで独創的な試みだ
詳細はこちら

「リーダーシップ研修は、業界経験3年程度、20代中頃の若手スタッフに受講してもらいました。チームの目標を設定し、メンバーをまとめるためのノウハウを、外部の専門家に指導していただいたのです。その結果、リーダー候補としての自覚が徐々に芽生えてきましたね」と吉田氏は語る。

そんな彼らと、吉田氏や水澤氏の間に入ってくれる中堅スタッフを、現在は募集しているという。「チームを率いた経験があって、若手のちょっとした悩みの相談にのってれるディレクターや、モデリング・アニメーションのチーフを探しています。私だと年齢も離れているうえ、経営者の視点で話をしてしまうので、間を補ってくれる方が必要なのです」(吉田氏)。加えて、セルルックを突き詰めたいモデラー、手付けのリミテッドアニメを極めたいアニメーター、CG業界に転職したい作画のアニメーターも歓迎するという。

2015年は、さらなる飛躍が期待できる1年になりそうだと吉田氏は語る。「TVアニメシリーズの新プロジェクトに加え、オリジナル企画のアニメ制作も予定しています。当社では1年に1度、オリジナルワークを作ることを心がけてきました。それらを見本市で展示したら、今回のクライアントが興味をもってくださったのです」。

同社では今後、セルルックに加え、水彩画風タッチなどの多彩なルックにも挑戦していくそうだ。凝縮したアウトプットの時間と充実したインプットの時間、その両方に全力投球したい人は、ぜひ応募してほしい。

staffs

同社社内風景

staffs

同社社内イベント

TEXT_尾形美幸(EduCat)

■求人情報
ピコナは現在下記職種を募集中です。

①3DCGモデラー
②3DCGアニメーター
③3DCGディレクター

■待遇
①②共通
基本給18万円+能力給(0-5万円以上)
※経験者の方:経験と能力を考慮の上決定(30万円以上)

③3DCGディレクター
経験と能力を考慮の上決定。(35万円以上)

※交通費支給(社内規定内)
※社会保障完備(関東ITソフトウェア健康保険組合)
※試用期間あり(3ヶ月)
※アニメ業界平均では100時間程度(JAniCA調べ)とされる時間外労働時間ですが、弊社は20時間程度が平均となっています。

■雇用形態
正社員・契約社員(正社員登用あり)

■休日休暇
完全週休2日制(土・日曜日)、祝日、年末年始、夏季など

詳しくは 求人コーナー【JOBS】をご覧ください。

Profileプロフィール

吉田 健(ピコナ代表取締役)/水澤 慎(ピコナ取締役)

吉田 健(ピコナ代表取締役)/水澤 慎(ピコナ取締役)

株式会社ピコナ

株式会社ピコナ

2009年設立の3DCGプロダクション。「NO BOADER 2Dx3D」をキャッチフレーズとして掲げ、「2Dのような表現の3DCG」や「3Dのように見える2Dグラフィック」といった、2次元と3次元の"縁-BOADER-"をなくしていくようなクリエイティブを心がけている。

スペシャルインタビュー