高校生が大学生・社会人になる前に、プログラミングを通じてサイエンスとテクノロジーとアートを結びつけ、映像や音をその場で創造するライブ体験を実現する講座「高校生のためのクリエイティブ・プログラミング講座 - プログラミングでアートやデザインを創造しよう!」が開催される。
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■開催概要
日時:4回開講 ※個別選択制
2017年3月11日(土)15:00~18:00 グラフィックス・プログラミング術①
2017年3月18日(土)15:00~18:00 グラフィックス・プログラミング術②
2017年3月25日(土)15:00~18:00 ライブ・サウンド・コーディング術
2017年4月01日(土)15:00~18:00 ヴィジュアル・プログラミング術
会場:Art & Science gallery lab AXIOM(東京都港区六本木5-9-20)
定員:各回20名
参加費:1回につき2,000円
受講の条件:
・高校生(浪人生も含む。大学生未満)
・PCの基本操作に慣れていること
■各講座概要
グラフィックス・プログラミング術(①3月11日、②3月18日 ※同一内容)
概要:デザイナーとアーティストのために開発された「processing言語」を用いたグラフィックス・プログラミングを体験。アートやデザインにプログラミングがどのように用いられているのか、実例を取り上げ、手を動かしながら理解を深める。
講師:山辺真幸(慶應義塾大学SFC非常勤講師)
ライブ・サウンド・コーディング術(3月25日)
概要:即興性のあるライブ形式でサウンドを生成し、パフォーマンスにまで発展させるライブ・コーディングを体験。プログラミングによりインタラクティブに音楽をつくり出すプロセスを学ぶ。
講師:田所 淳(慶應義塾大学SFC非常勤講師)
ヴィジュアル・プログラミング術(4月1日)
概要:ボックスを組み合わせることで視覚的にプログラムを構築するツールキット「vvvv」を使ったインタラクティブなグラフィックス描画を体験。プログラミングという行為がもつ多様性、絵画や彫刻と類似した創造行為であることを体感する。
講師:脇田 玲(アーティスト、慶應義塾大学SFC教授)
■参加上の注意
・3種類の講座に複数参加可能
・PCの持ち込みは不要(会場で用意する)
・イベントの模様が撮影される。これらの撮影物(写真・動画など)は、AXIOM、VAIO活動報告として、公式HPやFacebook、各種印刷物などに使用・掲載される可能性がある。当該使用・掲載に問題がある場合は申し出ること
■講師プロフィール
脇田 玲氏
物理シミュレーションによるリアルタイム映像や色彩を制御できるマテリアルの制作を続けている。近年は、流体力学や熱力学のモデルに基づく独自ソフトウェアを開発し、科学と美術を横断するビジュアライゼーションに注力している。2016年のアルス・エレクトロニカ・フェスティバルでは、同センターの映像空間Deep Space 8Kにおける初の本格的8Kアート作品として、冨田 勲氏への追悼作品『Scalar Fields』を小室哲哉氏との共同作品として発表した。2014年よりSCI-Arc東京スタジオにて建築とコンピュテーションの先端レクチャも担当している。慶應義塾大学環境情報学部教授。
http://akirawakita.com
山辺真幸氏
アライアンス・ポート代表/慶應義塾大学環境情報学部非常勤講師/多摩美術大学情報デザイン学科非常勤講師。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科脇田玲研究室在籍 後期博士課程。ビジュアライゼーション、シミュレーション、コンピューテーショナルデザインをテーマに新たなデザイン手法を確立するための研究、作品制作を行なっている。
http://masakiyamabe.com
田所 淳氏
慶應義塾大学環境情報学部非常勤講師/多摩美術大学非常勤講師/東京藝術大学非常勤講師/東京工科大学非常勤講師。1972年生まれ。クリエイティブコーダー。アルゴリズムを用いた音響合成による音楽作品の創作、ラップトップコンピュータを用いた音と映像による即興演奏などを行う。大学では、openFrameworks、Processingなどの「クリエイティブ・コーディング」についての講義を行う。講義資料はWebサイトで公開、多くの学生やクリエイターに活用されている。著書に『Beyond Interaction[改訂第2版]-クリエイティブ・コーディングのためのopenFrameworks実践ガイド』BNN新社2013、など。