ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社は、ボルボ・カーズが販売する電動SUV車・XC40 Rechargeの3Dモデルを含むサンプルテンプレート「Auto Showroom」がUnity上で公開されたことを発表した。同テンプレートは、Unity HubよりUnity 2019.4 LTSで新規プロジェクト作成の際に選択でき、誰でもすぐ利用できる。
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■「Auto Showroom」の特長
「Auto Showroom」サンプルテンプレートは、ボルボ・カーズとの提携によりXC40 Rechargeの本物の3Dモデルを使用したUnityプロジェクト。同テンプレートはUnityのHDレンダーパイプライン(HDRP)上で構築されており、XC40 Rechargeが置かれたインテリアショールーム空間が実写のような訴求力の高いビジュアルで展開される。もちろん照明の種類やシャドウ、スクリーンスペースエフェクトなど、さまざまなHDRPパラメーターの設定をプロジェクト内で試すこともできる。
また、プロジェクト初期状態から物理的に正しいライティングと、昼間の車内をシミュレートできる正しい露出設定が指定されており、車の反射やシャドウイングも実車のそれを忠実に再現され、かつ、リアルタイム環境で使えるように調整されている。初期状態のままでも自動車業界だけでなく、様々な業界のテクニカルアーティスト、ビジュアライゼーションのスペシャリスト、3Dジェネラリストが同テンプレートを体験することで、HDRPを活用した製品展示プロジェクトの制作に役立つ知見を十分得ることができるだろう。
なお、自動車のプレゼンテーションでよく使われる3種類のライティングテーマと環境(Luxury、Photostudio、Light Installation)も同テンプレートに収録されている。さらに、Unityのリアルタイム3Dプロジェクト向けクラウドストリーミングサービス・Furioosと連携させて、Webブラウザ上でテンプレートをストリーミングで利用することもできる。同テンプレートでのストリーミングサイトは以下のURLからアクセス(なおテンプレートはプレビュー版のため、デスクトップ環境での使用を想定している。モバイル環境は完全にはサポートされていない。また、一部利用できない機能がある)。
https://portal.furioos.com/share/193.725?autoRun=true