ライブエンターテイメントをxRや最新デジタル技術で拡張する株式会社LATEGRA「ラテグラ」は、株式会社小学館、Bilibili Inc.、株式会社トーハンの3社を引受先として、第三者割当増資による資金調達を実施したことを発表した。
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■資金調達の背景と目的

今回の資金調達は、リアルとバーチャルを融合させたライブエンターテイメントの制作基盤となるソリューション「LATEGRA engine.」を活用した事業を国内外にわたって拡大展開するとともに、新規事業となるバーチャル空間上のライブエンターテイメントサービス「Live3.0」の昨今のマーケット状況に合わせた一層の開発促進を目的としている。同時に、これらの事業推進に伴うエンジニアやディレクター、マーケターなどの人材開発強化も図るもの。また、引受先各社との事業シナジーを視野に入れ、xRやメイドインジャパンIPを中心に据えたライブエンターテイメント事業の強化・拡大を目指す。

■最先端のライブエンターテイメントを実現する「LATEGRA engine.」

ラテグラがつくり出すライブエンターテイメントは、ハイセンスなCGデザインとARやリアルタイムモーションキャプチャーにゲーム系グラフィックエンジンを応用したデジタルコンテンツ表現技術に加え、数々のイベントで培った演出力を統合させた、独自のライブソリューション「LATEGRA engine.」によって、リアルとバーチャルを融合させた最先端のライブイベントを実現する。リアルなライブ会場のステージにバーチャルキャラクターが登場し、生身の人間が行うライブコンサートと同様に、歌やダンス、演劇を披露し、観客と一体となってコール&レスポンス。ステージ上でバーチャルキャラクターと人間が共演することも可能だ。株式会社ドワンゴが主催し、歌舞伎役者「中村獅童氏」とバーチャル・シンガー「初音ミク」が共演し話題となった「超歌舞伎」においてデジタル面の演出・制作とテクニカルを担当しているほか、中国を代表するバーチャルキャラクター「洛天依(ルォ・テンイ)」のコンテンツやイベント制作、映像メディアへの出演を全面的に手がけている。さらに、アニメやゲームのキャラクターやバーチャルYouTuberのライブイベント制作をサポートするなど、その活動領域は多岐に渡る。

■時代を担うライブエンターテイメント「Live3.0」

「Live3.0」は、LATEGRAが提案するオンラインの時代を担うxRライブエンターテイメントの姿。同期と共有に満ち溢れた臨場感と興奮、覚醒そして余韻にいたるまで、ライブエンターテイメントの体感や構成要素を科学的に解析し、本質のみを濃密に再構築したxRライブエンターテイメント・アプリケーションとして、時空を超えた最も身近なバーチャル空間にライブイベントを創り出す。

プロダクトラインナップ
Virtual Live Arena(VLA):HMD(ヘッドマウントディスプレイ)やスマートフォンによるバーチャル・キャラクターライブ
VLA Parallax:3Dシアター設備を活用したバーチャル・キャラクターライブ
Sidestream:HMD(ヘッドマウントディスプレイ)によるバーチャル・ライブアミューズメント