株式会社ミクシィは、エンターテインメント業界におけるデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を、投資活動を通じて推進するファンド「ミクシィエンターテインメントファンド1号投資事業有限責任組合(以下、同ファンド)」の設立が完了したことを発表した。同ファンドはライブエンターテインメントの分野でDXを進めるスタートアップ企業などを投資対象としており、同社は今後、同分野に対して、同ファンドを含め最大100億円規模の投資を予定している。また、同ファンドの第一号案件として、アバターテクノロジー企業のGenies,Inc.の第三者割当増資を引き受けた。Genies,Inc.は今回の増資により、エンジニア、デザイナー、営業・管理部門の人員拡大、および各種プロモーション施策を強化し、3Dアバターユーザーの獲得を加速させるという。
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■同ファンド設立の目的
新型コロナウイルスの感染拡大により、スポーツや音楽、演劇などのライブエンターテインメント分野は深刻な打撃を受けており、現在もコロナ禍前と同じように開催することは困難な状況だ。こうした中で、無観客ライブを実施しネットでの有料配信により収益化を図るなど、テクノロジーを活用した新しい取り組みも行われており、今後さらに、DXによる新たな体験価値の提供が期待されている。同社は、「エンタメ×テクノロジーの力で、世界のコミュニケーションを豊かに」を中期経営方針に掲げ、エンターテインメント領域での事業成長に注力している。この方針の下、同ファンドは投資活動を通じて様々なライブエンターテインメント分野のDXを推進し、投資先との協業等による同分野での新事業創出を目指すという。
■同ファンドの概要
(1)名称:ミクシィエンターテインメントファンド1号投資事業有限責任組合
(2)所在地:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 36階
(3)設立根拠等:投資事業有限責任組合契約に関する法律に基づく投資事業有限責任組合の設立
(4)組成目的:国内外のスタートアップ企業等への投資
(5)組成日:2020年10月
(6)投資対象:エンターテインメント関連事業
(7)出資の総額:30億円(上限)