モルゲンロットがユーラスエナジーホールディングスとCGレンダリング実証事業を開始

モルゲンロット社は、5G時代を見据えた新たなクラウドベースの分散型高速レンダリングの高まる需要に対応するために、ユーラスエナジーホールディングス社と鹿児島県垂水市においてコンテナサーバーによるCGレンダリングの実証事業を開始する。
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■概要

モルゲンロット社のレンダリングサービス「Render Pool」は精緻なコンテンツ制作、複雑なシミュレーションを多用する自動車などの産業分野、遠隔での医療診断など多くの分野で必要とされているCGレンダリングの旺盛なニーズを満たす新たなクラウドベースの分散型高速レンダリングサービス。グローバルにクリーンエネルギー事業を展開するユーラスエナジーホールディングス社は、「コンピューティングパワーに必要な電力をクリーンエネルギーで賄う」という目的のもと、垂水市の全面的な協力を得てモルゲンロット社が運営するGPUサーバーによるCGレンダリングの実証事業を開始する。

今回のプロジェクトは、クリーンエネルギーによるCGレンダリングを目的としたコンテナサーバーによる実証事業としては日本初のものとなる。また、地方自治体との協力で可能となった遊休施設活用による脱炭素社会へ向けたプロジェクトとして大いに意義のあるものとなる。

プロジェクトの概要
・設置場所は鹿児島県垂水市内中学校跡地を有効活用、ユーラスエナジー社が運営
・クリーンエネルギーをベースにした分散電源の有効活用により地方活性化に貢献
・設置する40フィートのリーファーコンテナ内には、日本におけるブロックチェーン/CGレンダリング各分野で実績のあるWoodman社の技術サポートにより、米AMD社製の高性能「Radeon GPU」および「Ryzen CPU」ベースのサーバーで構成
・Woodman社が提供するコンテナサーバーは設置要件の自由度において特に優位性があり、他の地方自治体での採用が期待される
・CGレンダリングサービスを含む各種クラウドサービスの実証事業は2021年春より開始予定

モルゲンロット社が運営するレンダリングサーバーは米国AMD社の最新の高性能グラフィックプロセッサー「AMD Radeon」およびレンダリングソフトウエア「AMD Radeon ProRender」をベースに、同社独自開発の分散処理アルゴリズム「Excalibur」をポーティングした高性能システム。「Render Pool」は、来たる5G時代に向けて急速な成長が期待されるクラウドベースのCGレンダリング需要に、ユーザーフレンドリーなサービスを最新のシステム体制にて提供する。