株式会社CAMPFIREは、BASE株式会社、note株式会社、UUUM株式会社など、クリエイターエコノミーを推進・支援する7社と「クリエイターエコノミー協会」を設立した。
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■「クリエイターエコノミー協会」の設立について
「クリエイターエコノミー」とは個人の情報発信やアクションによって形成される経済圏のこと。「クリエイターエコノミー協会」では、新しい産業である「クリエイターエコノミー」の普及・促進とその活性化に向けて(1)クリエイティブ活動の普及・促進、(2)クリエイターの保護、(3)クリエイターの活躍を促進するための政策提言を図っていくという。またCAMPFIREでは、クラウドファンディングを通じてクリエイターの創作活動を支えるべく、下記を含む様々な取り組みを行なっていく。
・丁寧かつスピーディーな審査
・1プロジェクト1担当者制でプロジェクトの作成からPRまでアドバイス
・ブログやnoteを書くようにプロジェクトやコミュニティのページをつくることができるシステムの提供
・業界内でも豊富な決済手段の提供
・クラウドファンディングの基礎や、ジャンルごとの活用法など、事業社のフェーズやに沿った説明会の実施
さらにCAMPFIREは、「BASE」や「note」などのプラットフォームと連携し、プロジェクトの宣伝や事業展開を支援する機能も提供している。今後もこのようなクリエイター支援を行う企業との連携を促進し、「一人でも多く一円でも多く、想いとお金がめぐる世界」の実現に向けて様々な施策を講じていくという。
■「クリエイターエコノミー」活動内容
「クリエイターが活動しやすい社会環境をつくり、その自由かつ安全な活動を促進する」をミッションに、クリエイターエコノミーの普及・促進とその活性化に向けた様々なアクションを実施していく。現在計画しているのは、以下の3点。
1.クリエイティブ活動の普及・促進
従来、クリエイティブ活動は、メディアやメーカーなどを通じて行われる、ごく一部の人のものと思われてきた。これからは、誰もがクリエイティブ活動を行い、それを必要としている人々に価値を届け、収入を得ることもできる時代。このことを広く世の中に伝え、クリエイティブな活動の普及・促進を目指していく。また、クリエイターが活動を続ける上で知っておいたほうがいい情報の啓発もあわせて行なっていく。具体的には、クリエイターエコノミーに関する情報発信、各種勉強会やイベントの実施、政府・行政機関への働きかけを予定しているという。
2.クリエイターの保護
個人で活動することの多いクリエイターは、誹謗中傷の矢面に立たされたり、仕事の依頼主から利用されたりしやすい立場にある。特に突然注目されて才能を見いだされる人は、そうしたトラブルへの対策が不十分なままで、様々なリスクに晒される事態がしばしば発生してきた。これまで、買い手の保護にスポットライトがあてられていたが、フリーランスの環境整備と同様に、売り手にもなるクリエイターの保護について、行政・関係団体と連携していく。具体的には、誹謗中傷対策の検討および各プラットフォームでの対策実施、クリエイターを保護するようなルールづくりなどを予定している。
3.クリエイターの活躍を促進するための政策提言
クリエイターの活躍を促進するためには、クリエイターの活動を支えるプラットフォームやサポート事業の存在が不可欠。クリエイターが活動しやすい基盤をつくるためには、新たな商習慣にあわせた新しいルールを用意したり、あるいは必要以上に規制をしないことも大切。クリエイターエコノミーの実態を把握しながら、行政・関係団体と連携していく。具体的には、クリエイターの活動を阻害する法規制の緩和やクリエイターの活動を促進する新たなルールづくりを予定している。