IoTハッカソンの企画・運営からIoT製品開発、IoT教育コンテンツ事業を手掛けているJellyWare株式会社は、動くモノをつくりながら最新技術を学ぶ最新技術スクール「Techツクール(テックツクール)」をリリースした。Techツクールは、「技術知識」や「開発方法」を習うだけでなく、「自分でつくれるモノづくり」を学び、成果として自ら考えてつくったものが必ず生まれる、つくりながら学べる最新技術スクール。
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■概要

Techツクールでは、単に技術スキルを身につけることだけにフォーカスせず、モノを「つくる」という「目的」も重視するため、技術の有効な使い方について学ぶことができる。また、プロトタイピングに最適な独自のモノづくりレシピをもとに、無駄をなくしたつくり方が学べ、学習コストを下げる効果もある。Techツクールの全てのセミナーは、自分でプログラムを組みながら、手を動かしてモノをつくるハンズオン形式セミナー。最新技術を使ってモノをつくる中、技術の応用力が身につくことはもちろん、つくるプロセスの中で見つかる課題を解決できる課題解決力まで身につき、真の技術スキルアップにつながる。運営会社のJellyWare社は、大手企業や自治体等との沢山のIoTハッカソン企画・運営実績を持っており、そのハッカソンノウハウを活かし、Techツクールでも自分で考えたモノをつくり、その成果物を発表するところまで目標としている。自分で考えたモノをつくって発表することで、技術力だけではなく、クリエイティブ力と情報伝達力の向上までつながる効果が見込めるのが、Techツクールが他セミナーと大きく異なる点となる。Techツクールは、IoT・AIを中心とした最新技術ハンズオンセミナーを6月から提供し、IoT・AIの人材不足解消、技術人材のプロトタイピング能力とクリエイティブ力向上、現場担当や責任者の最新技術導入に必要な技術知識向上などを目指す。

■Techツクールハンズオンセミナーラインナップ

RaspberryPiを使ったIoTプロトタイピング(2日コース)※6月開始予定
[講座内容]
シングルボードコンピューターRaspberryPiを使って、IoT組込みプロトタイプを開発。ボタン・センサー・カメラ・スマホなどを入力とし、LED・音・画像・モーター・SNS投稿などを出力にすることが可能。GPIOやPWM、応用アプリケーションなどについても学び、自ら考えたアイデアを目標として成果物を得る。
[取得スキル]
Linux基礎、Python基礎、組込み開発基礎、電子回路基礎、Python基礎

実践ディープラーニング(3日コース)※今夏開始予定
[講座内容]
既に用意してある学習データを使うのではなく、webカメラを使って各自で好なものを複数種類学習させ、リアルタイムに物体識別する。
[取得スキル]
Python基礎、ディープラーニング(CNN)基礎、Tensorflow+Keras基礎、OpenCV基礎

実践ディープラーニングでIoTプロトタイピング(4日コース)※今夏開始予定
[講座内容]
「実践ディープラーニング」と「RaspberryPiを使ったIoT プロトタイピング」の組合せ。学習はクラウド側で行うが、推論はエッジ側(RaspberryPi)で行い、 出力結果をIoTを使ってリッチに表現。
[取得スキル]
Linux基礎、Python基礎、組込み開発基礎、電子回路基礎、ディープラーニング(CNN)基礎、Tensorflow+Keras基礎、OpenCV基礎

Web Bluetoothを使ったBLE開発(1日コース)※今年中開始予定
[講座内容]
BLE搭載マイコンを使って、マイコン側の回路・ファームウェアおよび、通信相手のPC側のアプリを開発。アプリはHTML/JavaScriptを使って開発。
[取得スキル]
HTML/JavaScript基礎、BLE通信基礎、組込み開発基礎、電子回路基礎

Arduinoを使ったフィジカルコンピューティング(2日コース)※今年中開始予定
[講座内容]
オープンハードウェアとして最も有名なArduinoを使って、電子回路や組込みの基礎を学び、入力としてセンサー、出力としてPCモニターなどに繋がるフィジカルコンピューティングのプロトタイプ開発。
[取得スキル]
電子回路基礎、組込み開発基礎、アプリ開発基礎

FlashAirを使った組込み開発プロトタイピング(1日コース)※今年中開始予定
[講座内容]
Wi-Fi機能搭載SDカードであるFlashAirを使って、低学習コストでプロトタイピングを行う。一例として、WebSocketでリアルタイムにビットコイン価格を有機ELに表示するガジェットを作成。
[取得スキル]
組込み開発基礎、電子回路基礎、HTML/JavaScript基礎、Luaスクリプト基礎、FlashAir開発

Techツクールハンズオンセミナーの第1弾は、6月開始する「RaspberryPiを使ったIoTプロトタイピング」ハンズオンセミナー。世界的に有名な教育用コンピューター「RaspberryPi」を使ってIoT組込みプロトタイプを開発するハンズオンセミナーだ。ボタン・センサー・カメラ・スマホなどを入力とし、LED・音・画像・モーター・SNS投稿などを出力にすることを学び、自分でアイデアを考えてオリジナルのモノをつくることを目指す。学べる技術としては、Linux基礎、Python基礎、組込み開発基礎、電子回路基礎などがある。今夏には、AIの最新技術であるディープラーニングを使った画像認識技術を利用し、IoTプロトタイピングにつなげるハンズオンセミナーもリリースする予定で、ディープラーニング関連モノづくりレシピも開発中。ディープラーニング学習はクラウド側で、推論はエッジ側(RaspberryPi)で行い、出力結果をIoTを使ってリッチに表現するハンズオンセミナーとなる見込みだ。