人工知能開発事業を営むデータアーティスト株式会社は、最先端のデジタル技術を駆使した総合クリエイティブプロダクション「株式会社BIRDMAN」と共同で開発したアイデア発想支援ツール「Inspiration Wall(インスピレーション・ウォール)」の運用を開始。10月21日(水)~23日(金)の3日間にわたり大規模国際総合展「コンテンツ東京2020」に出展する。
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■アイデア発想支援ツール「Inspiration Wall」とは
「Inspiration Wall」は、ミーティングの会話を自動的にAIが分析し、インスピレーションにつながる画像やキーワードをピックアップし、スクリーン上に表示させるアイデア発想支援ツール。このツールに使われるAIは、「発想支援AI」、「会議活性化AI」、「議事録AI」で構成されている。これらを統合して、インスピレーションAIと呼ぶ。
「発想支援AI」とは
会話の中のキーワードを抽出、インスピレーションにつながるイメージを表示し、会話の話題語からキーワードツリーを生成。キーワードツリーはWebニュースを中心に解析したトレンドデータや、独自のアルゴリズムによってAIがスコアリングしてツリー状のキーワードに構成する。単純な言葉の関連性だけでなく、トレンド性も踏まえたキーワードや独自のアルゴリズムでインスピレーションを受けやすいワードを視認させることで、アイデア創出を促進させるなど、ミーティングに参加している人の発想を支援する。
「会議活性化AI」とは
ミーティングを盛り上げたり、進行をサポートしたりするなどミーティングをファシリテートする。例えば、ミーティング中に会話がなくなった状態(音声入力がされなくなった状態)を「ミーティング・サイレンス」としてAIが検知し、今までの会話の中でよく出てきたキーワードを盛り上がり度ランクで可視化したり、キーワードからトレンド情報と紐付けたりすることで会話の活性化を促す。また、ミーティングの進行をAIがファシリテーションし、ミーティングの後半には、これまでのキーワードをカテゴリー分けして見せるなどして、ミーティングの時間内にアイデアがまとまるようサポートする。
「議事録AI」とは
ミーティング終了後に、議事録を自動生成し、参加者のスマホ端末に表示する。ミーティング中の全ての会話内容に加え、ミーティング中に出たキーワードを時系列で表示したり、参加者にお気に入り登録された画像が一覧化されたりする。また、ミーティングの内容と、そこで集まったインスピレーションが集約され、情報共有できる記録となるとともに、次につながるヒントとなる。
■「Inspiration Wall」の特長
「視覚情報」によるインスピレーション
独自アルゴリズムの開発により、打ち合わせの会話をもとに発想が広がるようなイメージを表示する。
「文字情報」によるインスピレーション
会話の中のキーワードを抽出し、その関連語や類語などによって構成されたキーワードツリーを表示する。
SNSで話題のニュースからトレンドを抽出
「SNSで話題になっているニュース記事を解析したビッグデータ」からトレンドを抽出し1秒以内に関連付けることが可能。これは、単にキーワードを多く含むニュース記事を表示させることとは異なる。記事全体の文脈、SNSでの反響数、情報の最新性などを独自のアルゴリズムによってAIが判断しているもの。
リモート会議にも対応可能
「Inspiration Wall」は、リモート会議にも対応する予定。コロナ禍により働く環境の変化に伴って、遠隔からのミーティング参加が増えているといったニューノーマルな働き方が求められている。アイデアが創出される場所も「オンライン」が重要な位置づけとなってきた。実際の会議室でも、オンラインでも、ひとたび「Inspiration Wall」を導入すれば、視覚情報、文字情報、トレンド情報が自動で最適化され、ヒトの発想を超えたインスピレーション体験を誰でも手にすることができる。
アイデア・企画・制作・実装はBIRDMANが担当し、AI・システムはデータアーティストが担当して開発。画像のデータベースは、ストックフォトイメージなどのAPIと連携し、トレンドのデータベースは、約6,000万件からWeb記事を検索できる「RUNDA」とAPI連携する。
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