株式会社アダストリアは、豊島株式会社と協業し、身体的な障がいがある人、病院服を着用する機会が多い人など、多様な視点を取り入れたファッションを提案するプロジェクト「Play fashion! for ALL」を始動する。社内モニターによるトライアルを経て、今後アダストリアグループ公式Webストア「.st(ドットエスティ)」での展開を予定している。
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■「Play fashion! for ALL」について
「Play fashion! for ALL」は、アダストリアの社内事業提案プロジェクト「Project A」より発案されたインクルーシブファッションサービス。社会には、さまざまな人が生活しており、だからこそ、誰もが"同じじゃない"という当たり前を、もっと、もっと、ファッションに取り入れたい。そんな社員の想いから同プロジェクトが生まれた。
インクルーシブファッションとは、障がいの有無、年齢、ジェンダーに関わらず、全ての人を孤立させず包摂することを目指すファッションのことを指す。何らかの障がいがある人は、世界に約10億人いるとされており、その中には、身体的な障がいによって、自分で洋服を着脱することが困難であったり、選べるデザインが限られてしまったりする人がいる。
今回の2社の協業は、3DCGデザイン「VIRTUAL CLOTHING(バーチャルクロージング)」を活用して、そのような課題がある人のニーズに合わせた洋服を製作し販売する取り組み。着脱のしにくさやサイズに悩んでいた人に、もっと自由にファッションを楽しめる機会を提供していく。
また、国内では、年間約170万トンの繊維廃棄物が発生しており、アパレル製造工程で出る廃棄物などが含まれる。サンプル作成にVIRTUAL CLOTHINGを活用することで廃棄物を軽減し、サステナビリティにも貢献する。(※数値は環境省統計データより)
今回、約200名の障がいがある従業員が働くアダストリアグループの特例子会社「アダストリア・ゼネラルサポート」の従業員が3DCGモデルとなり、商品企画に参加。日頃の洋服選びでの悩みや一人ひとりのファッションへのこだわりをヒアリングし、デザイン製作を進行中だ。トライアルを経た後、アダストリアグループ公式WEBストア「.st(ドットエスティ)」でのサービス展開を予定している。
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