トーワ電機は、4K画像制作ワークフローの動作検証を行なった「XW-4K MASTER」の販売を開始する。「XW-4K MASTER」は高解像度4Kデジタルシネマのパイオニアである「RED Digital Cinema」のワークフロー環境下において大容量データの編集、レンダリング時間の大幅な短縮、4K画像でのリアルタイムプレビューを行うことが可能だ。
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■ 動作検証内容

6Kや4K画像、REDファイルなど大容量データの高速処理を可能にさせるため、高性能プロセッサ インテル Xeon E5-2600v2シリーズ(最大16コア/32スレッド)を2基搭載している「XW-4KMASTER」。この「XW-4KMASTER」による検証では、4K、5Kまたは6KのR3Dファイルを扱う柔軟な環境で、「REDCINE-X PRO」を使用して「EPIC DRAGON」で撮影された4K(4096×2016)の高解像度画像素材を30fpsでコマ落ちすることなく再生。さらにADD(Advanced Dragon Debayer)機能においてレンダリングの時間を大幅に短縮する効果をもたらす結果となった。
また、ポストプロダクションの定番となっているBlackmagic Designカラーグレーディングソフトウェア「DavInci Resolve Ver10.1.5」を30fpsでコマ落ちすることなく再生し、Adobe Creative Cloud Premiere Proでの編集作業においても4K画像のリアルタイムプレビューを30fpsでフルクオリティを実現させことも可能であることを検証した。
RedJapan 山本氏は、これらの検証結果について以下のように語る。「リアルタイム性能で非常に高いパフォーマンスが確認でき、このハードウェアを中心としたカラーコレクション、エディテング、トランスコード、コンファーム、カラーグレーティングなどをターゲットにした多目的なシステムとして映像編集業界に向けた高いパフォーマンスを持った専用ワークステーションとしてのポジションを目指せます」。

●検証仕様構成
CPU:インテル Xeon プロセッサ E5-2600 V2シリーズ
チップセット:Intel C602 Chipset
メモリ:ECC Registered DDR3-1600(最大 256GB)
SSD:インテル製 800GB 高信頼性 SSD X2, RAID 0
HDD:SATA 4TB 高信頼性 HDD
ビデオ(出力用):NVIDIA GeForce GTX 780Ti×1枚
GPU(レンダリング):NVIDIA GeForce GTX TITAN Black×2枚
NIC:オンボード ギガビットイーサネット×2
ケース:静音アルミワークステーションケース(W235xH653xD630mm)
電源:1,500W 80PLUS 認証 電源
OS:Windows 7 Professional SP1 64bit



■ 関連 URL

・「XW-4K MASTER」
 http://www.univpc.com/newsinfo/v/5401419161b18
・トーワ電機株式会社
 http://www.towa-ele.co.jp