EIZOは、複数台のカラーマネジメント液晶モニタ「ColorEdge(カラーエッジ)」をネットワーク経由で一元管理できるソリューション「ColorNavigator Network」の提供を開始した。
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■ 「ColorNavigator Network」について

「ColorNavigator Network」は、映像・CGプロダクションなど、複数人で制作業務を行う企業向けのカラーマネジメント・ソリューションだ。制作業務に適したモニタの画面表示品位を保つためには、定期的な調整が不可欠。従来、この調整はモニタごとに1台ずつ行う必要があったが、「ColorNavigator Network」を使用すると、各「ColorEdge」の調整を遠隔操作できるため、モニタの管理者が1台ずつ調整する手間を削減できる。また、制作作業に使用する表示設定モードを複数台の「ColorEdge」に一括設定できるほか、管理下のモニタの資産情報、使用状態も遠隔で確認できる。これにより、物理的に離れた場所の「ColorEdge」も簡単に、統一された表示品位で運用することができる。
以下は、「ColorNavigator Network」の提供開始に先立ち、制作プロダクションに試用してもらった感想。

●白組システム部部長 鈴木 勝氏のコメント(抜粋)
「映画『寄生獣』(11月29日公開)では、制作協力会社であるD・A・GとColorNavigator Networkでモニタ情報を共有し、制作を進めました。ネットワークでの管理による効率化は歴然としていますね。われわれはプロとして画で勝負しているからこそ、表示環境を整え、最終品質管理を整える必要があると思います。ColorEdge導入にかかる費用は、色が要因で繰り返されてしまう作業や、DIルームに確認に向かう物理的な移動時間など、見えない管理コストを考えると、とても費用対効果があります」

●マーザ・アニメーションプラネット システム管理 杉田直弥氏のコメント(抜粋)
「以前からモニタの状態を一括確認・調整できる環境を求めていました。新規プロジェクトが始まる際は、制作用モニタのキャリブレーション設定変更を全数行なっており、キャリブレーションセンサ内蔵のColorEdgeを使っていても5台ごとに30分ほど要していました。ColorNavigator Networkを導入すると、一括で設定を流しこんで完了でき、本当に便利と感じました。たぶん初期設定は5台で3分ぐらいでしょう。ColorNavigator Networkは、複数プロジェクトを同時進行する上で必須のソリューションと感じます。今後は海外を含め、複数拠点での稼働も視野に入れています」。

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■ 関連 URL

・「ColorNavigator Network」
 http://www.eizo.co.jp/products/ce/cnnet/index.html
・EIZO株式会社
 http://www.eizo.co.jp