グラスバレーは、ノンリニアビデオ編集ソフトウェアEDIUSの最新バージョン「EDIUS 8」を発売する。EDIUS 8では、コンテンツ管理機能、進化したGUI、H.264ハードウェアアクセラレーションデコード、キヤノン XF-AVCサポートなどの機能が追加された。また、今後、このプラットフォームの中で、新機能が順次追加されていく予定だという。
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■ 「EDIUS 8」について

「ビデオ編集にとってスピードと柔軟性は非常に重要です。EDIUSは、 さまざまな種類のコンテンツに対応していますので、ユーザーはコンテンツの種類を気にする必要はありません。また、EDIUS 8では、将来、様々な機能追加を予定していますが、EDIUS 8のユーザーは、無償アップデートにより、それらの新機 能をご利用いただけます。」と、グラスバレーStrategic Marketingシニアヴァイスプレジデントのマイク・クロンク氏はコメントしている。
EDIUSは、エディターが技術的な問題に煩わされることなく編集作業に集中できるよう、最高水準のカメラフォーマットサポートを提供している。 EDIUS 8は、キヤノンの業務用デジタルビデオカメラ 4K XC10の核である新たなフォーマット XF-AVCに対応した最初のノンリニアビデオ編集ソフトウェアだ。また、EDIUS 8には、動画・静止画のコンテンツ管理が出来る新しいツールであるGVブラウザーが含まれており、日々増えるコンテンツを効率的に管理できる。
また、スマートフォン用素材や、 YouTubeなどのソーシャルメディアへのアップロードに最適な超高速H.264のエクスポートを可能とするIntel Quick Sync Videoを使用。エンコードに加えて、編集時(デコード時)にも使用できるようになった。特に、4Kワークフローにおいて、 編集パフォーマンスが大きく向上している。
EDIUS 8の種類は、EDIUS ProとEDIUS Workgroupの2つ。EDIUS Proはあらゆるファイルフォーマットを柔軟かつ高速に編集することを要求される映像製作業務を対象としており、一方EDIUS Workgroupは、放送局におけるニュースや制作番組の編集を対象とし、ターンキーシステムとして提供される。アセットマネジメントシステムの「GV STRATUS」との連携だけでなく、各社のメディアアセットマネジメントツールやサーバー製品と連携して利用することが可能だ。EDIUS Pro 8は2015年6月末、 EDIUS Workgroup 8を搭載したターンキー製品は2015年第3四半期に出荷を開始する予定。

■ 「EDIUS 8」について

4K、その未来へEDIUS Pro 8
主要な放送局やワールドワイドのビデオプロフェッショナルにEDIUSが選ばれる理由、それはEDIUSほど快適に編集できるビデオ編集ソフトウェアが他に存在しないためだ。EDIUSは、4KやHDなどのフォーマットをパワフルにリアルタイムで編集することが可能。スピーディーな編集環境を手に入れることで、制作時間を大幅に短縮することができ、コンテンツの制作やクオリティの向上に更なる時間を割くことができる。
優れたリアルタイム性
EDIUSでは、変換やレンダリングなどに関わる時間を最大限短縮することが可能だ。優れたリアルタイムテクノロジーにより、4KやHD、SDなどの解像度やフレームレートの異なるビデオを一つのタイムラインで快適に編集でき、様々なフォーマットを変換なしでネイティブに編集することができる。
コンテンツ管理アプリケーション「GV Browser」
EDIUS Pro 8には、コンピューター上に保存された様々なコンテンツを統合管理するための新たなアプリケーションとして「GV Browser」を新搭載。デジカメ、スマートフォン、ウェアラブルカメラなどの最新コンシューマー製品に加えて、XDCAM、P2、XAVCなどのプロフェッショナル用カメラフォーマットのメディアもネイティブ対応している。各コンテンツにはコメントやレーティングなどのメタデータを登録でき、簡単な操作で検索できる。さらに「GV Browser」の登録内容は、EDIUSのソースブラウザー上にも表示されるため、編集素材の管理に最適。
H.264 ハードウェアアクセラレーションデコード
従来バージョンでは、エンコード時にのみ使用されていた、Intel Quick Sync Videoハードウェアアクセラレーションを編集時(デコード時)にも使用できるようになった。とくに、4K編集のための十分なプロセッサ性能を持たないラップトップ環境において、4K 30p/24pのH.264素材の編集を行う場合などで、編集パフォーマンスが大きく向上する。また、EDIUS Pro 8は、Intel社製のCoreプロセッサに最適化されている。
刷新されたGUI
ユーザービリティの更なる向上、および、最新のオペレーティングシステムとの利用を想定した、新GUIを搭載している。
サードパーティ製I/Oハードウェア対応のアップデート
Blackmagic社Desktop Video 10世代のハードウェアなどに対応。

■ 「EDIUS 8」の特長

・コンテンツ管理アプリケーション「GV Browser」
・刷新されたGUI
・H.264 ハードウェアアクセラレーションデコード
・サードパーティ製I/Oハードウェア対応のアップデート
・Windows 10に対応予定

■ 仕様・動作環境/価格

CPU:Supplemental SSE3をサポートしたIntel Core iX以上
メモリー:4GB以上(4K編集には8GB以上を推奨)
ハードディスク:EDIUSのインストールに6GB以上、映像用にSATA/7,200rpm以上のドライブが必要
※HD/4K編集には、RAID-0を推奨
グラフィックス:Direct3D 9.0c以降、およびPixelShader Model 3.0以降以上に対応したGPU
※SD/HD編集には512MB、4K編集には2GB以上のビデオメモリーが必要
サウンド:WDMに準拠したサウンドデバイスが必要
光学ドライブ:EDIUSのインストールにDVD-ROMドライブが必要
Blu-rayやDVDを作成するには、対応したドライブが必要
インターネット環境:ユーザー登録、サポート、ソフトウェアの認証、および、アップデートに必要
※本製品はライセンス認証のため定期的なインターネッ トへの接続が必要
オペレーティングシステム:
Windows 7 64-bit SP1以降、および、システム Windows 8 64-bit、Windows 8.1 64bit(EDIUSは最新バージョンにアップデートが必要)
※32-bit版のWindows 7/Windows 8、および、Windows Vista/XPでは使用できない
対応ハードウェア:HDSPARK、STORM MOBILE、サードパーティ製I/Oハードウェア

EDIUS Pro 8 通常版:64,584円
EDIUS Pro 8 アップグレード版:26,784円
EDIUS Pro 8 アカデミック版:26,784
EDIUS Pro 8 優待乗換版:37,584円

■ 関連 URL

・「EDIUS 8」
 http://www.grassvalley.jp/products/edius_pro_8.php
・グラスバレー株式会社
 http://www.grassvalley.jp