3Dモデリングソフト「Metasequoia 4.5」がリリースされた。新機能として、外部レンダラー「RenderMan」との連携機能やモーフ機能が追加。また、ボーンやアーマチャー等の既存の機能の改良や、FBX・PMD・SVGなどのファイル入出力の対応強化が行われている。
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■ Ver4.5の新機能

RenderManとの連携機能
Pixar製のレンダラー「RenderMan」と連携して、高品質のレンダリング画像を作成することができるようになった。
※別途「RenderMan」(商用または非商用版)のインストールが必要
※「Metasequoia 4 Standard」版の場合、レンダリング解像度に上限がある

モーフ機能
頂点数の同じオブジェクト間で頂点をスライドさせるモーフィングに対応した。主に顔の表情作成などに利用できる。設定したモーフ情報はFBX/PMD形式で出力可能だ。
SVGファイルのインポート(※EX版のみ)
IllustratorやInkscapeなどのベクターグラフィクスソフトで作成したSVGファイルの読み込みに対応。単に輪郭線をとるだけでなく、パスの重なりを考慮した閉領域パスの読み込みが可能で、フィル色(明るさ)に応じた厚み付けもできる。

■ 主な更新点

ボーン
ボーンリスト機能を刷新し、ボーン/ノード(接点)表示の切り替えを行えるようになった。また、ボーン設定からPMD向けのパラメータ等を設定できるようになった。
アーマチャー
アーマチャーの「拡大」、「テンプレート」が追加された。また、「幅」の等比変形オプションがStandard版でも利用可能になった。
UV編集
自動展開・再配置時に回転角度・間隔を指定できるようになった。このオプションを調整することで、テクスチャに対する展開図の敷き詰め効率が高まる。
穴埋め
全ての穴を自動で閉じられるようになった。
ファイル入出力
・PMDファイルの入力に対応した。ボーン・モーフ情報の読み込みに対応している。
・FBXのバージョン2016.0入出力に対応。また、日本語の使用とモーフ情報入出力に対応している。
・HDR画像(*)、OpenEXR画像(*)、32bit float形式TIFF画像の読み込みに対応した(*はEX版のみ)。
Matcap表示
Direct3D 11表示時に、「Matcap」表示ができるようになった。レンダリング済み画像を利用した簡易マッピング機能で、オブジェクトの仕上がりを確認することに役立つ。

■ 関連 URL

・「Metasequoia 4.5」について
 http://www.metaseq.net/jp/archives/223
・株式会社テトラフェイス
 http://www.tetraface.co.jp/jp