エーキューブと日本コンピューティングシステム(JCS)は、共同企画により、最新のAMD FireProグラフィックスボード搭載「Vintageシリーズ」、AMD FirePro S10000搭載「GPUコンピューティングソリューション」の販売を開始した。
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■ 共同企画モデルについて
最新のAMD FireProグラフィックスボードを搭載した「Vintageシリーズ」は、4K・高解像度映像編集に最適なハイエンドワークステーションで、パフォーマンスとコストを重視する制作現場においてDCCアプリケーションによる開発を支援する。最新のAMD FirePro W9100が搭載された「Type GTA2-4K」は、OpenGL、DirectX 11、OpenCLに対応しているのでアプリケーション処理速度が高速化される。また1枚のグラフィックスカードで編集用・確認用といったマルチディスプレイ環境が構築可能だ。また、AMD FirePro W8100とAMD FirePro S400を搭載した「Type GLBN5-MD」は、AMD FireProの新機能 「AMD Eyefinity Pro」を使用することで、1台のシステムで最大8台モニタを駆動させることが可能。8台のモニタを8画面のマルチディスプレイとして使用することも、同期させて1つの大画面ディスプレイとして使用することも可能だ。全てのモニタをDisplayPortで接続するので、大画面高解像度環境が構築できる。ディスプレイ毎に細かな設定ができるので、デジタルサイネージ分野での利用に最適だ(米グラフィックスボードを2基使用する)。
PGPUに最適なソリューションとして、AMD FirePro Sシリーズを搭載したモデルが4種類ラインナップされている。サーバ用途向けのグラフィックスボード「AMD FirePro S10000」を搭載、ハイパフォーマンスPCマーケットに特化したPCI Expressインターフェイスの拡張カードで、倍精度浮動小数点テクノロジを備えた演算性能は、単精度最大5.91TFLOPS、倍精度最大1.48TFLOPSを実現。また、ECCに対応するため、GPU計算をはじめ、プロフェッショナルグラフィックス、リモートグラフィックス、バーチャルデスクトップType_GLBN5-MDインフラストラクチャーのニーズなど、あらゆる用途に利用可能だ。AMD Eyefinity テクノロジーにも対応しているので、1枚のグラフィックスボードで最大5画面出力が可能、多画面を1つのデスクトップとして構成することも可能となっている。
■ 製品について
AMD FirePro 3D Graphicsシリーズは、「AMD Eyefinity Technology」機能に対応しており、1枚のボードによる2~6画面同時表示が可能になる(製品により出力可能数が異なる)。それぞれに異なる画を出力することはもちろん、多画面を1デスクトップとして扱うことも可能。プロフェッショナルユーザーの要求にこたえる様々なマルチ画面出力や画面セッティングが可能となる。最新のDisplayPort 1.2を採用しているので、それぞれの出力から超高解像度4K(4096×2160)を出力することができる。また、「AMD Power Tuneテクノロジー」も搭載。この最先端の消費電力管理テクノロジーは、GPU電力消費を直接制御し、動的なクロック最適化によって究極のアプリケーション・パフォーマンスを実現すると同時に、ワークステーションの消費電力を最小限に抑える。さらに新たに採用されたのが「Geometry Boostテクノロジー」だ。これはAMD独自のハードウェア機能であり、クロックサイクルあたり2つの基本命令を処理。結果として極めて高速なジオメトリ処理性能を実現し、CADおよびDCCユーザーのための複合モデルのスムースな処理を可能にする。例えば、CADエンジニアは大規模モデルを取り扱うことができるようになり、実アプリケーションにおいて効率良くタスクを完了することが可能になる。さらに、AMD FirePro3D Graphicsシリーズは、DisplayPort v1.2およびHDMI 1.4のサポートに加え、大容量フレームバッファーメモリのサポートを提供している。
リアル10bit処理可能なディスプレイエンジン、三次元画像処理を快適に処理できる次世代ユニファイドシェーダを装備。また、AMD FireProシリーズは、1種類のデバイスドライバで動作するので、多数のシステムを導入する場合には、システム構築およびメンテナンスコストに大きなアドバンテージを提供できる。オプションでDisplayPort to VGA、DisplayPort to HDMI、DisplayPort to Dual Link DVIケーブルが用意されているので、手持ちのモニタを使うことが可能だ(※使用するケーブルにより、出力可能モニタ数が異なる)。
■ 関連 URL
・共同企画モデルの販売について
http://acube-corp.com/whats-new/press-release/jcs.html
・株式会社エーキューブ
http://www.acube-corp.com
・株式会社 日本コンピューティングシステム(JCS)
http://www.jcsn.co.jp