放送/映像関連機器の開発・製造・販売・輸出入を手掛ける、株式会社フォトロンは、ハイエンド向けリモートアクセスアプリケーション「Photron Remote Access Gateway」を2020年11月より販売開始する。初年度は100クライアントライセンスの販売を目指すという。
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■開発背景
ニューノーマル時代では、「三密を避ける」、「ソーシャルディスタンス」などに留意しながら事業を継続する必要があり、「テレワーク」や「リモートワーク」がその対応策の1つとなると考えられている。同社のユーザーの多くは、ハイエンド・アプリケーションを用い映像制作や編集、CGやアニメ制作、CADによる設計や製図などを行なっており、これらの業務には、会社にあるハイエンドのワークステーション(コンピュータ)を使う必要がある。
会社にあるワークステーションを、自宅などの遠隔地からリモートでアクセスできれば、通勤や出社による密を避けることができる。しかし、ワークステーションにリモートアクセスするリモートデスクトップアプリケーションの多くは、ネットワークやコンピュータの知識がないと使いこなせないものが多く、映像制作やCADなどの本来のクリエイティブ作業に注力できない、システム管理者の負担が大きいなどのマイナス面があった。
そこで同社では、クリエイターがクリエイティブ作業に注力できるよう簡単な操作で、自宅などの遠隔地から会社のワークステーションにリモートアクセスできるアプリケーションを目指し、「Photron Remote Access Gateway」を開発。システム管理者は、ユーザーやワークステーションを簡単に管理できる仕組みになっており、導入も容易だ。
■主な特長
汎用
ノンリニア編集、VFX、2D/3D CG、アニメーション、CADなどの様々なアプリケーションのリモートデスクトップツールとして活用できる
簡単
Webブラウザのユーザインタフェースから、使用したいワークステーションを選択するだけで簡単にリモートアクセス。クリエイターは、本来のクリエイティブ作業に注力できる
安心・安全
リモートアクセスは、ワークステーションの画面およびキーボード/マウスの制御信号のみが遠隔地に伝送されるため、映像音声やCAD設計図などの元データは伝送されない。また、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)での使用と、暗号化通信により、セキュアなシステムとなっている
高レスポンス・高品質
社内でローカルにアクセスしている時と遜色ないレスポンス(反応速度)や操作性に加え、画面の文字や線の鮮明さや色再現性などにも優れている
TBSテレビとの共同開発
エンドユーザの声を取り入れた仕様で開発されている。今後のバージョンアップもエンドユーザからのご要望を元に開発し、進化していく
「Photron Remote Access Gateway」
(フォトロン リモート アクセス ゲートウェイ)
サービス提供の開始:2020年11月中
価格(税別):88,000円/月~(5クライアントライセンス含む)