ARスタートアップの株式会社OnePlanetにXR Engineerとして所属し、ARグラスの研究開発などを手掛けている徳山が執筆しています。Apple Vision Proの最新の動向から、開発情報など、Apple Vision Proの情報をピックアップして紹介していきます。

記事の目次

    徳山 禎男 氏

    SIerとして金融や飲料系など様々な大規模プロジェクトに参画後、2020年にOnePlanetに入社。ARグラスを中心とした最先端のAR技術のR&Dや、法人顧客への技術提供を担当。過去にMagic Leap 公式アンバサダーを歴任。
    twitter:https://twitter.com/tokufxug

    OnePlanet

    AR技術とクリエイティブに特化したARテックカンパニーです。ARは「目の前の現実世界に3DCG等のバーチャルな情報や体験を表示する」というSF映画のような技術です。今後大きな発展が見込まれている一方、今はまだ黎明期ゆえに取り扱いの難しさもあります。私たちはこのワクワクする未来の技術をより身近なものにすべく、様々なAR関連ソリューションを提供しています。
    https://1planet.co.jp

    はじめに

    今回は、Apple Vision Pro向けにリリースしている医療系のアプリを紹介します。Apple Vision Proは、その先進的な機能および技術により、医療分野における革新の可能性を秘めております。

    INSIGHT HEART

    リアルな心臓モデルを使った医療教育アプリ。心臓の仕組みを直感的に理解できます。
    https://apps.apple.com/jp/app/insight-heart/id1280845473?platform=appleVisionPro

    myMako

    このアプリは外科医が3Dで手術計画の詳細に直感的にアクセスできるよう支援します。
    https://apps.apple.com/us/app/mymako/id6450731605?platform=vision

    Holoeyes Body

    日本の企業がリリースしたこのアプリは、臨床で使用されるCT画像から生成された3D臓器モデルをApple Vision Proで目の前に表示し、3D空間で臓器の構造を学習できるアプリです。
    https://apps.apple.com/us/app/holoeyes-body/id6476656732

    まとめ

    今回は、医療用途向けのApple Vision Proアプリについてご紹介いたしました。XRテクノロジーを活用することで、医療専門家は手術の計画や実施において、より精密かつ安全なアプローチを採用でき、教育や訓練の場においても、実践的なシミュレーションを通じて医療技術の向上が期待されます。

    Apple Vision Proは、医療の質を向上させ、患者の安全性およびケアの効率を高めるための重要なツールとして、大きな役割を果たすことでしょう。なお、今回ご紹介した医療向けアプリ以外については、こちらにまとめております。

    https://ar-marketing.jp/apple-vision-pro-medical-app/

    おしらせ

    弊社OnePlanetでは、医療分野向けに提供されている、医療専用のApple Vision Proアプリの開発サービスを提供しており、実績を有しております。

    また、第96回アカデミー賞で4部門受賞した映画『哀れなるものたち』(配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)の公開を記念して、2024年2月10日(土)に、渋谷PARCO 3F イベントスペースで、日本初となるApple Vision Proを活用した映画作品の世界に完全に没入できる空間体験アプリを展示しました。このアプリは、OnePlanetのApple Vision Pro専門開発チームが開発しました。

    https://1planet.co.jp/news/Twd0qMjt

    Apple Vision Proの情報については以下のリンク先でもまとめていますので、こちらもぜひご覧ください。

    全般情報
    https://ar-marketing.jp/apple-glass-release/

    技術情報
    https://1planet.co.jp/tech-blog/category/applevisionpro