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Vol.71:Special Scissors Movie

Vol.71:Special Scissors Movie

今回は布袋寅泰氏と資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト 原田 忠氏による特別企画、HOTEI 35th ANNIVERSARY 2016"TOMOYASU HOTEI×TADASHI HARADA"コラボレーション『Special Scissors Movie』のメイキングを解説いたします。男の技、男の浪漫の結晶です!

※本記事は月刊「CGWORLD + digital video」vol. 215(2016年7月号)からの転載記事になります

TEXT_早野海兵(画龍) / Kaihei Hayano(GARYU)
EDIT_海老原朱里 / Akari Ebihara(CGWORLD)、山田桃子 / Momoko Yamada



HOTEI 35th ANNIVERSARY 2016"TOMOYASU HOTEI×TADASHI HARADA"コラボレーション『Special Scissors Movie』
www.pro.shiseido.co.jp/special/scissors.html
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STEP1:分野の異なるアーティスト

今回は特別のご厚意をいただきまして、布袋寅泰氏と資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト 原田 忠氏のコラボレーションムービーのメイキングを掲載させていただくことになりました。原田氏とは前回の『テラフォーマーズ』(本誌197号掲載)以来のお仕事になりますが、何よりも新しい試みにチャレンジする精神と スタッフを心広く気遣うお人柄がとても素晴らしく、本当に尊敬できるアーティストです。3DCGはまだまだアーティスト分野としては未熟で、若い業種ではありますが、こういった業界の異なる素晴らしいアーティストの方々とご一緒できるということは本当に幸せで、通常では味わえない刺激をたくさんいただきました。ちなみに筆者が高校時代BOØWYのファンだったことは言うまでもありません。ご尽力いただいた皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

STEP2:モデル画像

▲モデル画像です。スタイリストの世界のハサミは3DCGにおけるパソコンのようなものでしょう。10万円以上するものも普通のようです。今回はアップも多数存在するので、通常のメッシュより気を遣って作成しています。

STEP3:モデリング

▲今回はCADデータがなかったため、現物を写真に撮るところからはじめました。ご厚意で分解させていただいて、とてもありがたかったです。

▲通常は寸法を測るのですが、イメージモデリングは見た目のインパクトを優先するため、まずは脳内の記憶に基づいてモデリング。

▲そうした意味では、ZBrushなどの直感的にモデリングできるソフトはまさに重宝します。

▲ある程度パーツの形がそろったところで、初めて現物と比べながら微調整していきます。正確な寸法が物体の存在感につながるとは限らないのです。

▲ピックは実際に布袋氏が使用したものをお借りできました。こんなものに触れるのは一生に一度くらいだと思います。

▲全体に質感を施し、実物と比べながら細部のディテールを詰めていきます。

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STEP4:7つのシーン作成

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