NVIDIA、メッシュ生成モデル「Meshtron」発表！　アーティストが制作するような高品質・実用的なトポロジーを生成可能

NVIDIA社は12月13日（金）、機械学習アルゴリズムを用いた3Dモデルのメッシュ生成モデル「Meshtron」を発表した。Meshtronは入力されたポイントクラウドデータから、アーティストが制作するような整理されたトポロジーを持つ3Dメッシュを生成する。1,024レベルの座標解像度・最大64K面のメッシュの生成に対応する、新しい自己回帰モデルとなる。

4つの主要コンポーネントにより実現したMeshtronのスケーラビリティにより、学習メモリは50％以上削減され、スループットは2.5倍高速化、既存技術と比較して優れた一貫性を備えるメッシュ生成を実現しているという。

先行するメッシュ生成技術「MeshAnithing V2」との比較においても、Meshtronではアーティストが最適化したようなトポロジーのメッシュが生成できていることが確認できる。

Meshtronは現在、ポイントクラウド、面数、四角ポリゴンの比率（四角ポリゴンと三角ポリゴンによるテッセレーションの切り替え）、クリエイティブモード（ポイントクラウドにないディテールを追加生成する機能）という4つのコントロール入力に対応する。

As almost all of the 3D representations can be converted to point clouds, Meshtron can either serve as a stand-alone remesher to improve the quality of existing meshes, or be used in tandem with a text-to-3D or image-to-3D model to generate artist-grade meshes from scratch.

ほぼ全ての3D表現はポイントクラウドに変換できますから、Meshtronは、既存のメッシュ品質を向上させるスタンドアロンのリメッシャーとして、またはゼロからアーティスト級のメッシュを生成するために、Text-to-3DまたはImage-to-3Dの3Dモデル生成AIと組み合わせて使用できます。

■Meshtron High-Fidelity, Artist-Like 3D Mesh Generation at Scale（NVIDIA Research・Deep Imagination Researchホームページ、英語）
https://research.nvidia.com/labs/dir/meshtron/

■High-Fidelity 3D Mesh Generation at Scale with Meshtron（NVIDIA Developerブログ、英語）
https://developer.nvidia.com/blog/high-fidelity-3d-mesh-generation-at-scale-with-meshtron/

CGWORLD関連情報

●スマホで撮影した映像から高精度な頭部アバターを生成する技術「GAF」発表！　アニメーション可能なアバターを3D Gaussian splatsで動的に再構成

ミュンヘン工科大学、Toyota Motor Europe（トヨタモーターヨーロッパ株式会社）、ウーブン・バイ・トヨタの研究者らが、スマホなどの汎用デバイスで撮影した短い単眼映像から3D Gaussian splatsで頭部アバターを再構成し、新規ビューにアニメーションとフォトリアルなレンダリングを行う技術「GAF（Gaussian Avatar Reconstruction from Monocular Videos via Multi-view Diffusion）」を発表。
https://cgworld.jp/flashnews/202412-GAF.html

●3Dモデル生成AI「Meshy-4」登場！　高品質なハードサーフェス生成、モデルとテクスチャ生成工程の分離など機能性を改善

Meshy社が3Dモデル生成AIの最新バージョン「Meshy-4」をリリース。前バージョンのMeshy-3と比較してメッシュ生成品質が大幅に向上したほか、モデル生成とテクスチャ生成工程の分離やリトライ機能の実装により、より洗練されたモデル生成が行えるという。
https://cgworld.jp/flashnews/202408-Meshy4.html