ボーンデジタルの書籍から毎月オススメの1冊をご紹介します。今月は幅広いユーザーに使われている「Blender」でスキルアップしたい方向けの書籍です! Blenderをもっと効率良く、効果的に使いたい方にオススメの1冊となっています。
今月の一冊
『プロフェッショナル Blender』
発売日:発売中
定価: 6,600円
(本体6,000円+税10%)
総ページ数:528ページ
著者:實方佑介、mino 、稲村JIN
著者からひと言!
Blenderはご存じのように、ほかのアプリでは考えられないスピードでバージョンアップがなされ、機能追加や改善が行われていきます。ユーザーがこれらに対応していくためには、表面的な手順を暗記するというような学習方法では不十分です。本書では構造的な理解を促すために、操作手順に加えて核となるソフトウェアの本質や考え方を示すことで、Blenderが長期にわたって使えるための書籍を目指しました。
POINT 01 マテリアルノードでのプロシージャルなテクスチャ制作!
Blenderにはノードベースの制作アプローチとして「マテリアルノード」と「ジオメトリノード」がありますが、初めてノードを扱う方にはテクスチャ制作に使える「マテリアルノード」を使ってみるのをオススメします。「Part 2 プロシージャルマテリアル編」では、ノードの基礎から操作方法に加えて、「布」「炎」「スキャッタリング」など様々な場面で使えるテクスチャの作成手順についても解説しました。
POINT 02 スカルプト機能とSubstance 3Dの連携
Blenderは単体でもとても強力ですが、昨今、他ツールとの連携についても公式的なフォローが多くなってきており、様々なワークフローが考えられるようになってきました。そこでここでは、Blenderの「スカルプト機能」によるモデル制作を主軸に、Substance 3D製品との連携で手軽に試行錯誤でき、効率良くモデリングを進められるワークフローを紹介します。書籍のカバーにもある「ヘルメット」はこのアプローチで制作しました。
POINT 03 面倒なことはBlenderにやらせよう! スクリプトを覚えてね
Blenderで制作を進めていく上で、単純で面倒な操作のくり返しに時間を取られているアナタ! スクリプト編では、初めての方でも安心してスクリプトに触れられるように、ステップbyステップでていねいに解説しました。
ボーンデジタル書籍 売れ筋ランキング
1位
『プロフェッショナルBlender』新刊
¥6,600
實方 佑介、mino、稲村JIN
shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001185
2位
『Mayaリギング 3rd edition』新刊
¥6,600
Tina O’ Hailey
shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001199
3位
『スコット・ロバートソンのHow to Draw』
¥4,400
スコット・ロバートソン
shop.cgworld.jp/shopdetail/000000000149
- 4位
『Vision ストーリーを伝える:色、光、構図』
¥4,400 ハンス・P・バッハー
- 5位
『カラー&ライト リアリズムのための色彩と光の描き方』
¥4,180 ジェームス・ガーニー
- 6位
『スカルプターのための美術解剖学』
¥5,500 アルディス・ザリンス、サンディス・コンドラッツ
- 7位
『Unreal Engine 5で極めるゲーム開発』
¥5,940 湊 和久
- 8位
『スコット・ロバートソンのHow to Render』
¥5,060 スコット・ロバートソン
- 9位
『#休日ゲーム開発部 土日で始めるゲームづくり for UE5』
¥3,080 ゲームメーカーズ編集部
- 10位
『10パーセントの力で描く はじめてのジェスチャードローイング』
¥2,860 砂糖 ふくろう
今月のふり返り
新刊が2点とも好評でした。『Mayaリギング 3rd edition』は2023年刊行から2度目の改訂となるロングセラーで、リグに特化した書籍です。『プロフェッショナルBlender』は脱初心者を目指すBlenderユーザー向け書籍です。どちらも専門色が強い内容ですが、必ずお役に立てる書籍ですのでご興味ある人はぜひ!
CGWORLD 2025年2月号 vol.318
特集:株式会社萌と『株式会社マジルミエ』
判型:A4ワイド
総ページ数:112
発売日:2025年1月10日
価格:1,540 円(税込)
TEXT_山田優花(ボーンデジタル)
EDIT_藤井紀明 / Noriaki Fujii(CGWORLD)、山田桃子 / Momoko Yamada