こんにちは、CGWORLD編集部です。CGWORLDの最新号、vol.302(2023年10月号)が本日9月8日(金)に発売となりました! 今月号の見どころや業界の気になるトピックを、CGWORLDアドバイザリーボードのメンバーが紹介します!
CGWORLD vol.302(2023年10月号)
特集:ポリゴン・ピクチュアズ40周年をふり返る
判型:A4ワイド
総ページ数:112
発売日:2023年9月8日
価格:1,540 円(税込)
「編集長が聞く」でよく知る人を深掘り
CGWORLD編集長・アニメーション&海外映像担当:若杉 遼
藤原さんに続き、タツさんにも連載でお話を伺いました。このお2人は普段からよく知っている間柄なのですが、今回は個人的に本当に聞きたいことを伺ってみたところ、腹を割って話していただきました。自分のキャリアが進むにつれてもっている悩みが変わっていく中、今回お話を伺えたことでとても勉強になりました!
ポリゴン・ピクチュアズ40周年を祝う特集
CGアート全般&実写VFX担当:Khaki
今月号では、ポリゴン・ピクチュアズの40周年をふり返るということで、まだ歴史の浅い3DCG分野において、40年はその黎明期から現在にかけての大半を占める重要な期間です。ポリゴン・ピクチュアズがどのような経緯で成立し、どのように進化してきたのかには、大変興味をもっています。
間近に控えるCEDECや新作ゲームタイトル
ゲーム開発技術&海外ゲーム担当:榊原 寛
『アサシン クリード ミラージュ』が10月5日(木)に発売。期間を空けて発売した『アサシン クリード オリジンズ』が大きな飛躍だったので3年ぶりの今作も楽しみ。9月26日(火)についに出る『サイバーパンク2077』の大型拡張コンテンツ『仮初めの自由』も、元同僚たちがどのように仕上げたか注目しています。
8月末にはゲーム開発者会議「CEDEC 2023」が開催。私も取材として伺ったので、今頃はCGWORLD.jp掲載の記事制作に邁進しているはず。お楽しみに!
世界で躍進するバーチャルヒューマン
CGを活用した新領域&ビジネス担当:岸本浩一
AIとCG技術の進展により、「バーチャルヒューマン」が注目を集め、2020年から化粧品業界でも採用が増加しています。資生堂は中国版Instagramと呼ばれる「小紅書(RED)」で、新製品のアンバサダーに4人のバーチャルヒューマンを起用。他ブランドもバーチャルヒューマンとのコラボやオリジナルキャラクター制作で宣伝活動を行なっています。
Amazon StudioのLEDボリューム
8月10日Amazon Studio(LA)で生成AI、クラウドを活用する映像や広告コンテンツ制作の最前線を紹介する「AWS Media & Entertainment Symposium」が開催。セッションの中継スタジオはAmazon StudioのLEDボリュームに設営され、弊社社員もスタジオ視察に参加しました。ステージに入ると、Amazon Studioロゴと協力会社5社が名を連ねるスタート画面が映し出された幅35m超の巨大LEDに圧倒されます。聞くと、このスタジオ内だけで3棟のLEDボリュームを運用中。今後の新規ボリューム構築に向けて協力会社と共同で新製品のテストも行い、品質と効率を重視する運用体制が際立っています。
AIチップを搭載したハードウェア競争
レンダラ・ハードウェア担当:澤田友明
先日開催された「SIGGRAPH 2023」におけるNVIDIAの基調講演では、同社が再発明してきたコンピュータグラフィックスのながれ、ラスタライゼーション、プログラマブルシェーダ、レイトレーシングアクセラレータ、DLSSをふり返り、今はAIに注力していることが語られました。
NVIDIAは、すでに生産を開始している72コアのGrace CPUとHopper GPUを組み合わせたGrace Hopper SuperchipであるNVIDIAG H200に加え、最先端のHB M3eメモリを搭載したバージョンも追加されることを発表しました。AIを標榜する企業がこれらのAIチップを取り合っているとも報道されています。CG業界もAIによってどのように変革されていくかに目が離せなくなるでしょう。